23日、ニッポン放送のフジテレビジョンに対する新株予約権発行を
差し止めた東京地裁の仮処分決定について、
東京高裁(鬼頭裁判長)は「経営支配権確保が主要目的で
著しく不公正な発行」とライブドアの申請を認めた地裁決定を支持し、
ニッポン放送の抗告を棄却する決定を行いました。
ニッポン放送は新株予約権発行を中止し、
最高裁に特別抗告しないことを決定。
鬼頭裁判長は、決定理由として、
予約権発行はフジテレビによる経営支配権確保が主要目的で、
株主一般の利益を害すると認定しました。
株主の権利、利益が守られることとなり、
日本のマーケットの健全性が示されたといえるでしょう。
諸外国からの不信感を招く心配もなくなり、
日本のマーケットが発展することを期待します。