4月から映画や音楽など500番組を家庭のパソコンに無料配信する、
ブロードバンド放送(Gyao)を始める旨を発表しました。
視聴者へは無料配信ですが、
収益は市場が拡大しているインターネット広告やCMという
広告費で得るビジネスモデルです。
パソコンがブロードバンド対応していれば、
好きな番組を見たいときに視聴できます。
USEN運営の新サービスは「GyaO(ギャオ)」
ギャガ・コミュニケーションズなどグループ企業が持つ映画や音楽のほか、
テレビ局から購入した番組や、独自制作したニュースも放映する予定です。
番組を試聴するには、USENのサイトに接続し、
利用者の性別やメールアドレスを登録し、
ADSLなどのブロードバンドの通信環境を整えれば、
特別な受信機がなくても視聴できます。
GyaO http://www.gyao.jp/
これは「テレビ局」と類似の事業の提供であり、
画期的なものだといえるでしょう。
「放送」と「通信」の垣根が一気に下がりそうです。
ライブドアによるニッポン放送買収騒動でも明らかなように、
テレビ局などの「既存メディア」は躍起になって
既得権益を守ろうとしていますが、
インターネットの普及による「新しいメディア」の波は、
彼らの予想以上のスピードで広がっているのです。
そして、この波を止めることは、もう誰にもできないのです・・・
著者: 大前 研一
タイトル: インターネット革命
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