西川 潔(株式会社ネットエイジグループ創業者/代表取締役社長)
起業は楽しい!21世紀ニッポンの起業家人生入門
 
 
◆ ネットエイジグループ、西川潔社長の新著。

西川さんといえば、
1998年の渋谷「ビットバレー」の提唱者として、
ライブドアの堀江さんやサイバーエージェントの藤田さんなどの
先輩格に当たる方。

私も先日この本を読みましたが、

特に第1章P14の「キャリアプランの描きにくい時代」の部分が気になりました。

この章で述べられているのは以下のようなものです。


戦後一貫して平均的日本人が抱いてきた「望ましい」キャリアプランは、

「なるべく良い大学を出て、なるべく安定した大企業に入り、

なるべく良い地位について、定年まで大過なく過ごし、

年金と退職金をもらって悠々自適・・・」というものでしたが、

こういったピラミッド型の構造、プランが崩れてきている。

そこで、こうした高度経済成長時代に代わるプランとして

「起業家」になるというプランが有効である」



◆ 同様のことを、

ライブドアの堀江社長も 著書「稼ぐが勝ち 」の中で書かれてます。


高度経済成長時代と違い、

「モノ」があふれているこれからの時代において、

安定した「ピラミッド構造」のなかに安住せず、

「頭脳」を使った「起業」は非常に有効でしょう。

「ピラミッド構造」は安泰ではないのですし、

インターネットによって小資本でも

「起業家」が大成功する可能性は高い時代なのですから。


◆ 著書「ファンキービジネス 」の中で、

ストックホルムの経済学者、ヨーナス・リッデルストラレと

シェル・ノードストレムが語っているように、

これからの時代、「勝敗を決するのは脳みその力だ」といえるでしょう。


西川潔氏が薦めているように

「ピラミッド構造」のなかに安住せず、

「起業家」としての頭脳を鍛えていきたいですね。


ライブドアによるニッポン放送買収騒動で明らかになったように、

大企業という「ピラミッド」を登りつめて安住して守りに入っていても、

簡単に「頭脳を使った起業家」に揺さぶられる時代なのです。


そして、地位や権力がなくても「頭脳を使った起業家」が、

人を、モノを、金を動かす時代なのですから。


追加(9月4日)・・・・

GMOインターネットの熊谷社長8月25日のブログの記事 の中で、

「若いうちから、ビジネスのことを考えるチャンスを持つことは、

ビジネス志す方には、将来とても役に立つと思います。」と仰っています。