肌のXデー(番外:エステ編) | ピナ・コラーダ飲みたい。。

肌のXデー(番外:エステ編)

そのエステは大阪の夜の街、「新地」のど真ん中にありました。

 

某有名口コミコスメサイトの掲示板でであった方に紹介いただいて(もちろんお会いしたわけではない・・)、直感の赴くままにたずねたそこ・・・オーナーエステティシャン(通称:先生。。)のお肌をみてびっくり!40はゆうに過ぎているであろうのに、真っ白!しみひとつなく、目じりにしわさえない!まるでマシュマロ。オペラ歌手のように優雅な話しぶりとはうらはらに、体育会系なお人であることは、その十数分後に分かることになります。

 

台にあがり、さっそくクレンジング。指先でくるくると絶妙なタッチですっかり眠くなる私。産毛もシェービングもしてくれ、至れり尽くせり。「これはいいかも・・・」と意識が朦朧としながら思っていると蒸しタオルがはずされ、なにやら冷たいものが顔に吹き付けられました。「ちょーーっと痛いかもしれませんよお♪」薄目を開けると先生の手にはなにやら銀色に光る「耳かき」のようなものが・・・。で、おもむろにこれで顔を

 

グリグリグリグリ~グリグリグリグリ~

 

とし始めるではありませんか!要は「耳かき」のスプーンの底辺に穴が開いていて、そこから毛穴につまった皮脂を押し出しているわけです。鼻なんかは毛穴ごとに「ググッ、ググ~」と押し出され、もう、痛いの何の。「ちょおーっと」じゃございませんことよ、先生。。。背中が痛みで浮き上がるぐらい。吹き出物がある場所は、当然のようにつぶされます。痛みに耐えること数分、うっすら涙目になる私に「これはよごれおとし、なの。みんな初めは皮脂が硬くなってるからなかなか出にくいので、半年はこんな感じで汚れを出すことに専念します」とのこと。冷たい化粧水がたっぷりしみこんだ、分厚いローションパックをほどこされ、(こんな分厚くするエステ初めてでした。)「沈静します」の声とともに30分経過・・・その間、なんども惜しげなくローションがドボドボ足されました・・・ようやく美容液と日焼け止めを塗って終了。ちなみに私の顔からでた「汚れ」を見せてもらいましたが、卒倒しそうでした。

 

あんなに痛かったんだから、きっと顔中真っ赤で血だらけかも・・・とおそるおそる鏡をみると、沈静が効いていたのかそんなでもありませんでした。でも、赤い点々いっぱいで人様に見せられるものではなかったけど。その後、ここには2年以上通いました。週に一度はきっちりと。はっきりいってここに出会わなければ治ってなかったかもしれない。。。

 

なんでここにしようかと思ったのかは、アジア諸国でエステを受けたことがある方は分かるかもですが、タイやバリ、香港なんかではこのやりかたはわりとポピュラーで(毛穴の汚れを押し出す!)、いろいろ試していた私が一時肌の調子がよくなったのがこれらのエステをうけた後だったんです。なので、日本でもこのやりかたを実践しているところを探したんですね。吹き出物つぶすなんて・・・って思われる方もいらっしゃると思いますが、後のケアさえしっかりしていれば、一番早く確実に治るのはこれだと私は信じてます。ちなみに今でも季節の変わり目におおきな「ブツ」ができることがあるのですが、(しかも鼻とかに)これはこれまた上手な皮膚科を見つけていて、ここでメスで切ってつぶしてもらいます(文字で書くとこわいなー)。だけど、次の日にはお化粧できるくらいすぐ治るし、跡も残らないんです、不思議と。

 

この先生は漢方やアロマ、栄養学などあらゆる美容と健康に関する知識が豊富で、通っている間とても勉強になりました。ディオールやヘレナなど外資系のBAやオルラーヌでのエステティシャンを経験後、独自のやり方で確立された先生のお店は、ちょっときれいになりたい♪、とかリラックスしたい♪みたいな方には絶対おすすめしませんが、切実な肌の悩みを抱えている友達などを紹介すると確実に結果を出してくれましたね。時間は少しかかるし、初めのうちは行って2日くらいはちょっと人と会いにくい顔になるけど(>_<)。

 

そんなこんなで私の美容はどんどんマニアックな方向に進んでいったのです。