☆手術(麻酔)開始~終了まで☆ | ♪hi-sama♡tomoの家族ゴッコ♪

♪hi-sama♡tomoの家族ゴッコ♪

❤ひーさま(31歳・旦那)❤ともちゃん(30歳・私)❤しゅう様(8歳)❤あや姫(6歳)❤かんちゃま(0歳)❤5人家族、毎日のほほんと生活してまぁ~す☆

手術室前で旦那様とお義母さんと

バイバイ・・・顔が緊張してるのがわかる。


部屋に入る前に個室にて

手術用帽子をかぶり

手術用サンダルに履き換えた。


そして手術室の大広間みたいな所で

本人確認・・・

さら「さらです。昭和56年・・・・」

助産師「はい、間違いないですね」


手続きをする間椅子に座って待つ。

その時先生(担当医・女医)登場。

サポートする先生(女医)も登場。

3・4人の助産師さん、看護婦さん登場。

さら「皆女で心強いですねぇ」

女医「でしょ~麻酔科の先生以外女」

なぁ~んて話しながらいざ手術室へ・・・。

さら「超緊張してきたぁ~」

助産師「大丈夫、大丈夫」


そして小さい狭いベッドがある部屋に到着。

本当に狭い・・・私落ちるかも・・・。

なぁ~んて思いながら全裸になる。

仰向けに寝てねと言う指示に従い

心電図やら血圧計やらたくさん

何かを付けられていく・・・。


麻酔科の先生登場。

麻医「さらさ~んよろしくねぇ」

麻医「今から麻酔始めていくねぇ」

麻医「じゃぁ~まずは消毒してくねぇ」

さら「はい」


そう言って横向きになり

背中全体を消毒していく・・・

何で消毒してるかはわからないけど

ひんやり冷たい・・・ちょっと怖い。


麻医「じゃぁ~麻酔の麻酔してくね」

麻医「これちょっと痛いけど頑張ってねぇ」

さら「えぇ~怖い・・・。」

助産師「大丈夫、深呼吸ね」


と言われ緊張Maxで麻酔の麻酔・・・

チクッ、チクッとする・・・

ん??これだけか??

どうやらこれで終了したらしい・・・

硬膜外麻酔をまずはしていく、

これは術後傷の痛みが軽減する麻酔で

背中に1ミリ程の管を通す、

でも麻酔の麻酔が効いてるのか

管を通しても全く何も感じなかった。


麻医「じゃぁ~次は下半身の麻酔してくね」

麻医「これ前に説明したけど、足が痺れたら

   すぐ教えてね、後少しの間我慢して

   動かないでいてね、海老の様に丸くね」


そう言われ助産師さんにひっついて

海老の様に丸くなる・・・

大きいお腹が潰れんばかりに・・・

この麻酔、痛くはない・・・

でも腰の骨と骨の間をクーッって

押されてる感じがする・・・

うぅ~ってなる・・・


麻医「もうすぐ足首辺りが暖かく

   なってくるから教えてねぇ」


おぉ~徐々に暖かくなってきた。

さら「おぉ~今左足首辺りが暖かいです」

さら「あっ、次は左太ももが暖かいです」

と実況してた。

麻医「そうそう順調だよぉ~実況ありがとう」

麻医「これで麻酔段々効いてくるから」

さら「はい」


そして女医2人登場。

私の左と右に立つ。

さら「先生、麻酔効いてないのに

   切ったりしないですよね??」

女医「ないないw大丈夫w」


そしてペットボトルを凍らせた

みたいな物で麻酔が効いてるか確認。


まず肩に、

麻医「これ冷たいよね??」

さら「はい」

そしてふくらはぎ辺り??

麻医「じゃぁ~これは??」

さら「う~んわかりません」


こんなんを何回も何回も続ける、

そして徐々に上に上に確認していく。

そして完璧に麻酔が効いた所で、


女医「それではさらさんの帝王切開術を

   始めていきます。推定出血量

   700~800mlです。

   では、よろしくおねがいします。」

女医「じゃぁ~さらさん始めていくねぇ」

さら「はい、お願いします」


わかる・・・

触ってる・・・

右に左にクッ、クッって引っ張られる感じ。

って最初は思ってた。


数分後・・・

さら「苦しい・・・息が苦しいです・・・。」

麻酔が胸まできているからなのか

すっごく息が苦しくなってきた・・・

てか息が出来なくなってきてた・・・

てかこのまま死んでしまうんだって思った。

麻医「大丈夫、大きく深呼吸してみてぇ」

助産師「大丈夫だよぉ~大きくねぇ」

焦った・・・ものすごく焦った・・・

言われた通り大きく深呼吸をした。

数秒後段々よくなっていった。


この苦しい感じを何回か繰り返す。

その度に

さら「苦しい・・・息が・・・」

深呼吸、これ繰り返し。

この苦しい感じはもう勘弁・・・。


そして次は手の先が段々冷たく

なってきて・・・

さら「ちょっと手をグーパーグーパー

   しててもいいですか??」

助産師「どうした??」

さら「指先が冷たくなってきたから」

助産師「おぉそっか、いいよぉ」

それでしばらく手をグーパーしてた。

怖かった・・・本当に怖かった。


そうしてたら先生が・・・

女医「さらさ~んもうすぐ出てくるよぉ」

女医「でも最後にちょっと頑張ってねぇ」

さら(えぇ??これ以上何を頑張るの??)

って何が何だか・・・パニック・・・。


その瞬間、サポート役の女医が

私の胃の辺りを下に下に!!

ってギュッ、ギュッ押す事、押す事!!

痛いとかじゃなくて、苦しいんだわ。

私思わず「うぅっ、ぐうっ」って声出たもん。

押す事3・4回??


女医「さらさ~ん、おめでとうございます

    元気な女の子産まれましたよぉ」

そう言われ、私の耳に小さな産声が聞こえた。


感動・・・マジ感動・・・

泣けてきた・・・号泣しちゃった。

申し訳ないけど・・・

しゅう様の時は泣かなかった。

あや姫の時は少しだけ泣いた。

でも今回は何故だか号泣した。


多分手術の緊張が解けたからだと思う

そして無事産声を聞けたからだと思う。


声を出さない様に号泣してた

涙が流れてくるけど、右手には何か

付けられてて、左手も血圧計が

セットされてるから涙が拭けなかった

けど構わず泣いた・・・。


看護婦さんが手の所まで赤ちゃんを

綺麗にして連れてきてくれた。

看「さらさ~ん、赤ちゃんだよぉ」

助産師「触ってもいいんだよぉ」

さら「うん、うん」

泣いてるからはっきりは見えなかったけど

私そっくりな顔なのはわかった。

そこであかちゃんは一足先に

5階で待つパパ達の所へ・・・。

私はまだ後処理があるからと

睡眠導入剤を入れられ眠りに付く・・・。


何分経ったんだろう・・・

女医「さらさ~ん無事終わったよぉ」

助産師「さらさ~ん終わったよぉ」

さら「ん??」


まだ睡眠導入剤が抜けきらなくて

ボーッとしてた、これ持ってって

助産師さんに言われた麻酔の管・・・

手に感覚があまりなくて持てなかった。


意識朦朧のまま

私はパパ達の待つ病室へと

運ばれて行ったのであります。