主人のインド国内転勤が決まってからというもの、
それはそれは怒涛の日々でした。
なにせ、慣れ親しんだ友達や趣味から2週間ちょっと以内に
離れるわけですから、思い出作りで忙しい。
(思い出作りだけかいっ!との噂も。)
そして仲良しの仲間たちとの時間は楽しくて、
やはり過ぎ行く時間がとても早い。
お別れ会をしてくれた皆さん、本当にどうもありがとうございました♪

 


革ゴミ箱

↑これはお別れの記念に友人からもらったレザーのゴミ箱。

我がデザインながら、重宝しております♪

どうもありがとうございました!  
 
お気に入りのデザイナーズ靴屋「Plum tree」に
サンダルの発注をかけに行ったり
新居となるところのサイズにピッタリになるよう靴箱を注文したり、
ひいきにしている革屋さんでお土産用のいろいろを大量注文したり、
特別にレザーボックスを注文させてもらったりと、
あまりにも方々に出かけすぎました。
趣味のボリウッドもたくさん参加したくなり、
毎日のようにたくさんのクラスに参加させてもらいました。
きっとニューデリーにも、いや、ひょっとしたらそれ以上に
手作り系の素敵なお店がたくさんあるに違いないのですけど、
引っ越してしばらくのうちは片付けや近所の様子見学で
趣味の世界まで足を伸ばせないのでは?という懸念が
あったので、どうしてもバンガロール内で見つけた知ってる店に
足を伸ばしておきたかったのです。

そうこうしているうちに引越し日当日を迎え、
デリーの家具はあまりにも高いので
現在所持している家具類を全部持っていくことに
なったものだからまたまた解体だなんだのと、
大人数で取り掛かる大変な騒ぎ。
メイドさんは日々、大変綺麗に掃除してくれていたけれど、
家具をひっくり返すと、ビックリするほどホコリがでます。
ついでに、業者がもってきたダンボールや包み紙も
綺麗なものもあるけれど、もともとホコリまみれのものも
多かったのです。



ホコリっぽい梱包剤
 

↑使いまわしの梱包剤がたくさんあります。

  ある意味、エコロジーです。
 
気になるところの食材ですが、主人が引越し直前に
デリーの家で冷凍庫という名のトレジャーボックスを買い、
出張時にキャンプ用の保冷カートで
何度かに分けて運ぶという作業を行いました。

↓これが使用したカート。

  以前取っ手を壊されて、でも、直してもらいました。

  素敵な対処療法的修理です。ちょっと貧乏臭いコールマンとなりましたが、

  直っただけブラボーです。


カート
カート2


主人の出張は朝5時半出発が多いものだから
朝4時半には起きて、冷凍庫の食材を保冷カートに詰め込む作業を
冷凍品がゆえスピーディーに行うわけですから、
とても疲れるのです。
しかも「目方でドン」を地で行かなければなりません。
でも、冷蔵品を前もって運ぶということがどうしてもできない。
なにせ冷蔵庫は持ち前のものを引越し車で移動することになっていましたから。
これを機に、新品の冷蔵庫を買いたかったのですが、
この駐在もあと何年続くかわからないので、無駄遣い。
しかも、デリーで新しく車を買わなければならなくなったから
出費がカサムカサム。
 

運ばれた冷蔵庫は電源を入れてからでないと持っていけないのです。
冷蔵庫が冷えるまでって割りに時間が掛かります。
保冷品だから腐りやすいですしね。
今回、私たちの家は別の用途で使われることになり、
オーナー(大家さん)所持の冷蔵庫を引越しが落ち着くまで、
そして主人のバンガロール出張時まで使わせてもらえたので
本当に助かりました。
食品の移動って、本当に大変です。
重たいし。
経験者にしかわからないかもしれないですね。


引越しって、いつも思うのですが
誰が自分を癒してくれ、誰が自分に鞭を打つのか
本当によくわかりますね。人って怖いです。
  
ところで、バンガロールでの引越し作業を終え、
荷物の到着はデリーまでおよそ1週間かかるとみてほしいと言われたので
その間、短期ではありますが日本に帰ってきました。
インドでの会社名が変わったのでビザの書き換えをしなくては
いけなくなったこともあり、好都合な日数でした。
つい先日は不法滞在を逃れるため帰国し、ビザを更新し
今回はそんな都合でまたビザの書き換えです。
でも、1年更新だったものが、3年有効のビザに変わったので
嬉しいです。
2年前、主人は3月初旬赴任だったため、
2月中旬にビザの申請をしたので、
1年更新の身としては、毛穴の開いたインドから、
2月の超寒く雪がちらつき、花粉舞い振る中、
日本に帰国しなければならなかったのです。
それが、帰国日を選べるようになったのがとっても嬉しいです。
毛穴が開いた状態で日本の澄んだ冷たい空気というのは
おそろしくキュキュキュンッと全身、頭皮に至るまで縮んだものでした。
次は健康診断をしに、いつ帰ろうかなぁ♪
 
さてさて、バンガロールでの我が家は、
引越し業者が荷物をさらって行った後、まさにガランドウになりました。

 


ガランドウの部屋

 
・・・サミシイ。
 
本帰国でなく、ただのインド国内移動。
しかも、行き先は過酷な44度のデリー。
快適な温度のバンガロールを知った身としては、
あ、あまりに過酷である。同じインドとは、とても思えないのだ。
ならばバンガロールなど知らずに始めからデリーに行きたかった。
灼熱のデリーで私は一人の時間をどう過ごすんだろうか。
こんな移動、どれほど寂しい気持ちになるかは、
その地に暮らすことになる家族という立場の経験者でなきゃわからない。

 

バンガロール、とってもとっても、いいところだったな。
 
バイバイ。

 

といっても、この私のことだから
きっと楽しむに違いないのです。ムフフ。

またも、希望的観測。
 

<今日の一句>


感傷に 浸りたくなる 時もある
   泣いても前向け 楽しめココロ

       by エアコンに期待を寄せるマダム。