デリーに引っ越す際に、主人にお願いしていたこと。

それは、築2年の物件でした。

本当はマンションの築2年が良かったのですが、

デリー市内には、マンションという形態がありません。

日本で言う普通の3階建ての家を各フロア毎に借主がいる、

というスタイルで、こと1階には、大家(オーナー)が住む事が多いようです。

 

さて、築2年にこだわる、その理由は、

 

・古すぎると水道設備の欠陥が目立つ。

 また、壁のしみや家全体の老朽化が目立つ。

・新築だと、ガス・電気・水道設備またテレビ関連設備の不備が目立つ。

・新築だと、使ってみないとわからなかった、

 使い始めのあらゆる欠陥の修繕漏れや設置忘れ、

 水漏れや壁へのシミが出てきたり、

 思いもよらぬ不快指数の高い日々が 続く。

・築2年だと、ちょうど前借主が全ての問題をクリアにし、快適指数を高めてある。

・築2年だと、新めの設備が揃えてあり、とくに水廻りの設備に大きく差が出る。


マンションにこだわる理由とは、

 

・一軒家よりセキュリティーが整備されている。

 ゲートのキーが別にあったり、セキュリティの人数も多い。

・パーキングが完備されている。

・マンション自体が雇用している電気屋や水道屋がいる。

 だから、トラブルへの対応が一軒屋在住者より早い。

・電気のバックアップが早い。

・自宅から電気が盗まれる確率がだんぜん低い。

・一軒家だと、その維持に対する諸経費がとても高くつく。

 なにぶん、住人が1家族なので、その諸経費を割ることができない。

・セキュリティが少人数なので、犯罪に巻き込まれやすい。

・マンションがスポーツジムやプールを持っていることが多く、

 多額の会員費を払わなくても、体を安全に動かせる。

   

というわけなんです。こだわりって、ちゃんと理由があるんです。

いとも簡単に容易にそんな想像がつくわけです。

 

というわけで、バンガロールに在住していた頃は、

新規に駐在される方から家の相談をされた場合、

必ずそのロケーションや日当たり、お子さんがいらっしゃるときは

その学校への渋滞などの道事情、繁華街へは何分くらいなのか、

また上記の点を踏まえてアドバイスしてきました。

 

しっかーーーし!

主人の選んだ物件は、エリアと家賃の予算の都合で、

どうしても戸建てで新築になってしまいました。

ちなみにバンガロール(ベンガルル)と同じ金額の物件だと、

敷地面積は3分の1は削られると思いましょう。(実感中)

また、日本人は綺麗好きということが知れ渡っているせいか、

我がオーナーは値引き交渉に応じてくれ、入居させてくれたわけです。 

とはいえ、入居前に新築ということで、

あらゆることを危惧していた主人は大家さんに、

電気の配線やエアコン、水道などの気になるところや

基本的な生活する上でのチェック事項を確認し、

大丈夫との連絡を受け、入居したはずなんです。

 

でも、、甘かった。。

自分の目で確認するほど時間の余裕もなく

引越ししてしまったので、後の祭り。

入居して、1週間でいろいろ出てきました。

 

・3箇所のうち2箇所の洗面台から水漏れ。

 →不快指数 10%

・メインバスルームの天井に怪しい大きなシミができ始めた。

 →不快指数 60%

・メインベッドルームのエアコンが、入居してから効かない。

 →不快指数 100%

 

あぁ、あっというまに100%超えてるん!

もっともっと不快指数の高いものがあるというのに!!!

 

中でも、メインベッドルームのエアコンが壊れたのには参りました。

あの当時、6月で、毎日44度から48度を行ったり来たりの気温でした。

息をすればむせる気温です。

 

に、、日本で、

たった38度で死んでしまう日本人?

だったらアタシもとっくに

何度も死んでるぜぃ!!!!!

 

夜はあまりに寝苦しく2時間おきに起きてしまう。

汗だくで気持ち悪くて朝5時には水シャワーを浴びるという、

まるで産後3ヶ月までの母親のような日々でした。

加えて砂地獄・引越しの後片付け。

他の部屋のエアコンをいくら効かせたところで、

夜と言えども気温が高くてメインベッドルームまで冷気は届きません。

他のゲストルームはシーツも見つからない状態だし、

整理整頓もままならず、落ち着いて寝れる空間ではありませんでした。

 

このような欠陥を抱えるデリーの物件は数多く、

我が家だけが特別なのではありません。

 

さて、どのように欠陥を直していこうか。

今後アップしたいと思います。