こんな記事を見つけたので、コメント。
学校や塾の本音
僕が現役の頃(15年前!?)も人気はあったけど、今はそれと比較にならないくらいになりました。
当時は東大理Ⅰには入れれば医学部もイケるっぽい雰囲気がありましたが、もっと難しいと言って良いでしょう。
理系のトップクラスは軒並み医学部志望になって、学校や塾は悲鳴。
世間的には、まだまだ国公立医学部より東大の方がブランド力がありますし、国公立医学部は定員が少なすぎる。
優秀な理系の生徒が「医学部に行きたい」と言い出したら、
表向き「頑張れよ!!」
心の中「東大の実績逃した。。。」
また、私立医学部を併願された日にゃ、大変。
私立医学部の対策は、メチャクチャ面倒。問題傾向から、試験日程から、面接対策だの、小論文対策だの、やる事がいっぱい。
ハイリスク・ローリターンなのです。
それが、今度は海外の大学に行きたいなんて言われた日にゃ、どうやったら対策したもんか。
大規模経営していると、こういうトップクラスに優秀な生徒を抱えきれなくなるでしょうね。
不景気が原因
「うちは、家庭の事情で国公立しかダメなんです。」と何度聞いたことか。
結局、大学は学問を修めるためというより、遊びにいって就職するための通過点。
安定した生活のための投資ならば、少ない方が良いのは当然でしょう。
あまり言われないですが、詰まるところ不景気なのが原因だと思いますね。
将来が見えないから、安定した職業に就こう、生活に困らない仕事をしようということで、医者や公務員の人気が高まる。
バブル期なんて「公務員になるなんてバカ」って言われたそうで。
今では信じられません。
僕だって、物心ついた時からデフレでしたし。物価って本当に上がるの!?
日本への信用がなくなれば、海外に出ていく人が増えていくのも当然。
トップ層の若者に見放されてて、困ったものだ。
世界大学ランキングの影響も、結構あるでしょうが、そんなに気にすることですかねぇ。
以前、『世界大学ランキングで東大の順位が下がったからと言って、何か問題でも??』という記事を書きましたが、
東大のランキングなんて、上がらないようにルールが決められてるんですよね。
いつもルールを作る側が有利。
作る側に入れないのが根本問題で、東大の評価が低いことは枝葉です。
私の結論としては、日本のために学び、働く、優秀な若者がどれだけ育てられるかが勝負!と言うことに尽きます。
そのために、東大を文系で受けなおしたりしていますので。
さてさて、今日のセンター試験はどうなることか・・・。