打ち合わせ飲みが終わり

帰宅途中のぴーまんです(≧∇≦)

前回投稿で営業さんが自分の家と思ってるやります発言に
「ダメです仕事と思ってやってください」
と答えた事について

なぜなのかを勝手に説明したいと思います

マリサはなぜ仕事と思ってやる必要があるか
初めは理解出来なかったようです

まず、自分の家と思って建てるという
「気持ち優先」の考え方の危うさです

気持ちがダメなわけじゃないんですね
気持ちを優先しすぎるのは危険という話です

10年前に本当にだらしない先輩と一緒に仕事をしていました
人生においてほぼ怒ることの無い自分が
毎日怒ってしまうほど相性の悪い先輩でした

人との約束をなおざりにする態度に
自分が怒った時に決まって先輩が言う言葉は
「今後はこうならないように気をつけます!」

でした

どうやって?

と聞くと

「一生懸命がんばります!」

いやいや、具体的などうやって?

「とにかく気をつけます!」

何を気をつけるの?


「、、、、なんとかします!」

こんな感じでした

失敗して謝る時も

「すいませんでした!」

なんで謝っているのか説明して?

「怒っているので」

怒っていなかったら謝らないの?
じゃあ何が悪かったと思っているか説明して

「だってまず謝るのが誠意だよね!」

うん。じゃあ今後同じことをしないために
どうするか教えて

「、、、」

ないのね。じゃあ今回何が悪かったと思っていますか?

「、、、、怒らしたこと」


うん、じゃあ何で怒っているか説明できますか?


「、、、さぁ」


こんな感じでした

つまり

なんかわからんけど怒るのやめろよ

って言ってるんだよね?

謝っているのは相手の為じゃなくて
自分が許して欲しいってただそれだけが目的だよな?
理由がわからんから対策もないし
また同じ事やらかすよな?

お前が誤ってるのは


「また同じことするけど怒んなよお前w」

って言ってるんだよな?

こんなやりとりが続きました



時には反撃してくることもありました


「ぴーまんくんはクールだよね
   俺は気持ちが大事だと思うんだよね」

ほう、じゃあお前は、
給料は払えないけど払いたい気持ちはあるんですよ!でも怒らないで!

って言う人事と

クールだからきっちり給料日に給料を振り込んでくる人事と


お前はどっちの人事が有難い?


気持ちはあるといいながら
全然約束を守らない奴と

きっちり約束守ってくるやつと

どっちが相手の事を考えてると思うんだ?

気持ち気持ちと言いながら
本質的にはお前の保身ばっかりやないか!
それのどこが気持ちこもってんねん!
気持ちあるんやったら口やなくて
行動で示さんかい!それが仕事や!




気持ち「だけ」を主張するのは簡単です


仕事をきっちりやるには

気持ちとスキルの両方が伴って初めて完成します


スキルも何もない奴が
いくら気持ちを込めても
良いものはできません

気持ちがなくても
スキルがあれば
それなりのモノが出来ます

気持ちとスキルの両方があって
初めて良いものができます



ビジネスライクって
気持ちがないからダメってイメージがありますが
全然そんな事ないと自分は考えてます

ビジネスとして成立させるには
気持ちとスキルが必要
何よりスキルが絶対条件です

英語のスキルがない奴が
気持ちを込めて一人でどんだけ頑張っても
一生英語は喋れません

英語を教えてくれる人(スキル)が必要です

気持ちだけではどうにもならんのです

お客の態度や接し方で
営業さんや設計士さんの気持ちを
奮い立たせることはできるかも知れません

でもスキルはお客がどう頑張っても
どうしようもないのです


だから家の設計では
気持ちよりスキルを求めました
(本当は両方求めましたが)


ここで言うスキルの筆頭は
コミュニケーション能力でした

いくら技術力があっても
こっちの言う事を正確に捉えられない人では
技術力が違う方向に発揮されます

コミュニケーション能力
技術力
提案力
気持ち
(重要順)

設計士さんにはこれが揃っている事を
条件に契約をしました

自分の家と思って建てます!

って具体的に何をしてくれるの?

一緒に住むの?
できなかったらお金を自腹で補填してくれるの?
清水の舞台から飛び降りるの?

絶対そんな事しないよね?
本当にしたところで
こっちのメリットなんもないよね?

それより

来週月曜日までに次回図面をお渡ししますね

このセリフの方がよっぽど信用がおけます


こんな事をマリサのいない所で
営業さんとひたすら会話をしていました

営業さんは誠実さを感じていたので
信頼していました

信頼を置いた理由は単純で
自分(営業さん)が知らないことを
軽はずみに答えず
「知らないので調べて回答します」
と正直に言えることでした

マリサは当初この反応を「頼りない」と
感じたようでしたが
自分は「誠意ある人柄」と捉えていました

この事は契約時にも営業さんに
「契約をした1番の理由は営業さんが誠実だから。今後も誠実さをお願いします」
と伝えました

都合の悪い事をちゃんと言えるのが誠実さと考えていました


しかしですよ

いくら相手に求めても
それが実行できるとは限りません
そこでこちらが出した条件が

「一条さんに対して最高の営業をします!
   最高のお客になりますよ!」

でした

ほぼこのセリフ通りに営業さんに言ったのですが
マリサの目が点になっていました(笑)


営業さんがお客のために色々気を使うように

我々も一条の為に気を使うし頑張るよ!


って意味でした


具体的には

営業さんと設計士さんがめちゃくちゃ動きやすようにがんばるから「都合の悪い事は遠慮なく言うこと。絶対に怒らないから!」
でした


営業さんと設計士さんの実力が100%出せることが良い家が建つ最大条件です

その為には「ちょっと言いにくいな〜」があると実力が出せません

お客は偉くもないし上でもない
契約を結んだからには

お互い「対等の立場」である


このスタンスが大事でした

絶対に敵対しない

お互いが仲間であることを感じること

困った事は誰かのせいにしたり
相手に押し付けるのではなく

「一緒に解決」すること

これが絶対でした


営業さんと設計士さんを
近代マグロに連れて行って
一緒に飲んで親睦を深めたりしましたね〜

細かくは色々あったけど


これが今家を満足できている


1番の理由じゃないかな〜と考えてます


お陰で設計中のマリサは
「仕事みたいで疲れる、、、」


と毎回言ってました

そうだよ

家を建てるのも仕事なんだよ


だって


相手は会社だもん(笑)

何をどうひっくり返しても

相手にとっては仕事なんだもん

気持ちだけで家はたたないけど

仕事で良い家はたつんだよ!(≧∇≦)

と感じた家の設計でした

家を建ててから


お客の気持ちがちょっとわかるようになって

自分も良い仕事ができるように頑張ろ!

って思いました


だらだら書きましたが

駅に着いたのでこの辺で
(酔っ払って書いてるので後で消すかも!)