タイトル: 神々の指紋 ~失われた文明~ 天の鏡編
世界中の古代遺跡を調査、研究しているグラハム・ハンコックというスコットランド人がいる。ライターと古代史研究家と冒険家をミックスしたような人らしい。失われた文明を探ることに意味があるのかとよく聞かれるそうで、それ自体大変愚かな質問だとは思うけれど、「神々の指紋」の中で彼自身がこう答えている。

物質主義の世界では人々は殺し合い、人間を無価値で意味のない「モノ」のように扱い、科学的倫理観が浸透した結果、人間は死ねば肉体は滅び、何も残らないという虚無的な考えが混乱と崩壊をもたらしている。一方、古代の賢者は生きる意味、死、生命、生き方を探求していた。よって古代の人々から学ぶべきことはいっぱいあり、それにより、美しい地球を救い、未来に残せるかもしれない、と。
確かに戦争が絶えず、殺人事件も多く、人間を粗大ゴミ扱いする世の中である。自然を畏怖し、尊敬していた古代人の知恵と教養に学べは地球の温暖化も食いとめるられるかもしれない。

京都議定書が発効した。これは終わりの第1歩か、それとも始まりへの第1歩か、それは私達人間にかかっている。