食品添加物が体によくないのは皆さん大体ご存知の事と思う。問題は、ど れぐらい悪いかという点になると「お上が許可しているのだからそう悪くはないだろう」と安心している点である。大企業や政府をあまり信じていない私は添加 物に関しても、許可されている物が安全だなんてこれっぽっちも考えていない。

「SANKEI EXPRESS」の中に添加物商社の元営業マン の安部郡司さんの記事が出ている。そんな商社がある事が驚きだったが、彼は企業向けに安くて売れる食品を次々開発して「添加物の神様」とまで呼ばれたそう だ。20年前、家族が食べているミートボールを見てがく然とする。それは、くず肉と添加物を多用して彼が開発した、安全でない製品だったからだ!因果応報 とはこの事だろう。救われるのは、彼がそこで改心して退職、「食品の裏側」を出版、添加物の実態を暴露した事。その後食品の安全性について後講演活動を始 めたのだそうだ。輪切りにした大根にポリリン酸ナトリウムなどの添加物をまぜると一瞬にしてつやつやと光る色鮮やかなタクアンが出来上がる様子に講演会場 の主婦から驚きの声があがったと書かれてある。

「最新 危ないコンビニ食」(山田博士著)によると、コンビニ食に代表されるファースト フードも有害物質(食品添加物)がてんこ盛り。例えば着色料のタール系色素黄色4号は体内に入ると有害なメチルニトロソ尿素を生成し、脳に入り込む。私は 揚げ物が多く、味付けも甘く、濃く、添加物が多いコンビニ食はまず買わない。時にはデザートでも買おうかと思うが、裏をひっくり返して添加物の多さにゾッ として元に戻してしまう。先だって電車で旅した時、空腹だったので仕方なく揚げ物系よりはいいだろうとホームの売店で「助六寿司」を買った。食欲がなくな るので裏の原材料名は見ず、食べ終えた後に見ると…コワそうな添加物がズラズラと並んでいる。

危なそうなところを拾ってみると、ハム、 添加醤油(その他卵、乳小麦由来原材料を含む)酸化防止剤(V、C)、酸味料調味料(アミノ酸等)、着色料(カラメル、紅麩 紅花カロチン、クチナシ、コ チニール)凝固材、グリシン酒精、酢酸(Na)、増粘多糖類、くん液、グリセリンエステル、乳酸(Na)、ソルビット、発色剤(亜硝酸Na)リン酸塩 (Na) pH調整剤、乳化剤…..

ネットで調べると発色剤の亜硝酸Naにより突然変異誘発物質(エチルニトロル酸)ができる恐れがあ るとか、リン酸塩(Na)が危ない、昆虫(エンジ虫)からとった着色料のコチニール、調味料(アミノ酸等)が不安だとかあるわあるわ。安全基準値なるもの があるにしても、どうやって安全だとわかるのか?

面倒で手間がかかるけれど、やっぱり手作りが一番なのだ。