毎年桜が咲き、一抹のわびしさを残しながら...散っていく。

それだけのことなのに胸が踊り、散り際を惜しむ。


桜の追っかけをした年があった。何と贅沢な旅だっただろう。ただただ桜を見る為だけに旅するなんて。

千年以上もさくらの花を咲かせている老木の何と艶やかな姿だっただろう。


木には人を癒す力がある。人間にはない不思議な力だ。
ATAMISAKURA