先日盛岡に帰省した。

東京の桜の開花宣言がまだだというのに岩手日報(3月8日付)には大船渡市大船渡町の大船渡保育園の早咲きの桜が開花した写真が載っている。

一方で県庁所在地の盛岡市では7日は1月下旬並みの寒さで最低気温が氷点下4.7度。桜の隣につららの写真が並んで
いる。

その盛岡、4月から始まるNHK朝の連続テレビ小説「どんど晴れ」の主要舞台となるというので地元では観光客の増加を大いに期待している。

昨年暮れに盛岡駅を始め、盛岡城址や岩手銀行中の橋支店(註)などの名所で撮影を敢行、冬の盛岡で夏のシーンを撮っていたと地元のタクシーの運転手さんが言っていた。

なお「どんど晴れ」とは方言で「すべて完了」「うまくいった、これでお開き」などという意味だそうだ。

見所はたくさんあるし食べ物も美味しい。わんこそばに冷麺、ホヤもある。そして人情は厚い。

おでんせ、盛岡。

(註)1911年(明治44年)竣工の中ノ橋支店(旧盛岡銀行本店)は東京駅丸の内口の赤煉瓦駅舎で有名な辰野金吾氏設計。感じが
よく似ている。有形文化財として国から指定を受けている。行員の女性に聞くと古い建物なので冬は足元が寒いとか。名物の地方裁判所庭の石割桜の見頃は4月の中旬との予想。

写真は昨年の満開時の石割桜とつららと岩手銀行

SAKURA TSURARA IWAGIN