英米での調査に使われた結婚生活の幸せ度のチェックリストというのを見た事がある。既婚男性諸氏が幸せと感ずる内容を20項目の中から拾ってみると・・

★家に帰るのが楽しい
★妻がよく笑う
★夫婦共働きである
★妻を可愛いと思うことがある
★妻とメールでやり取りしている
★ ここ三ヶ月は医者にかかったことがない
などなど。これらはすべて男が幸せと感じるか否かであって女性が幸せと感ずるかどうかは蚊帳の外。

そこで、私はこれを妻側に置き換えてみた。

★夫が家に帰ってくると嬉しいか
★夫はよく笑う、又は笑わせてくれるか
★夫婦共働きで、夫はよく家事を手伝ってくれるか
★ 夫はEメールが使えるか
★夫の体調不良を感じ、医者に行く事を勧めるとすぐに行ってくれるか
★ 夫を素敵だと思うことがあるか
★ 夫は料理が出来るか、または手伝いをしてくれるか

  ちなみにチェックリストを見た「東京家族ラボ」の池内ひろ美氏いわく、「これまでに見てきた二千組の夫婦で本当に素敵だと思えたのは5組だけ。お互いを認 め合って過剰に干渉せず、なおかつ関心を持ちつづける、こんな理想的な夫婦はほんの一握り」「幸せな結婚生活を送るために必要なのは本人が人生を楽しむこ と。夫は男性としての魅力を持ちつづけることが大切」

全く同感。

 こんな結婚ならしてもいいなと思える「ロールモデル」はなかなかいない。自分の両親が本来そうなるべきなのだろうが残念ながらほど遠い。

  ぐうたらで料理も出来ず、ごみ溜めみたいな家に男の同居人と一緒に住んでいた知り合いの女性A、引越したので消息が途絶えていたが、友人にばったり会って わかったのは、ルックスも性格も良く、料理が出来て高収入の男性と結婚し、大層幸せに暮らしているというのだ。Aは「宝くじに当ったようなもの」とホクホ クだそうだ。一方、頑張り屋で料理も上手い、控え目な女性Bは、さんざんいがみ合った末に離婚して今は厳しいパート生活。幸せはなぜか男性によってもたら される事が多いようだ。そして不幸も。