ぷーたのあくび






忘れないうちに記録しておこうと思います。




臭い話 でもちらりと書いたけど、今回のお産は出産前日の朝4時半から始まりました。




いきなり10分おきの間隔でしたが、まだまだ我慢できる痛みだったので、お風呂に入ったり、幼稚園の準備をしたり、家のあれこれを準備したりして過ごしていました。




でも8時頃になると痛みが遠のいてしまいました。




前駆陣痛か~、と若干しょんぼり。




その日休みだった旦那くんが息子さんを幼稚園へ送り、わたしは引き続き家のことをあれこれしていました。




あ、その間にも下痢は続いていたんだヨ・・・




で、ガンガン歩いてお腹を張らせようと近所のショッピングモールへ。




40分~1時間の間隔で痛みが来る。




下痢の波も来る。




おなかは普通にへる。




わたしの腹はなんだか大忙し。




今日は陣痛来るのかな~来ないのかな~、と悶々としながら、あまりやる気になれない夕飯の買い物をしました。




その日はクリームシチュー。…だけ。やる気のなさの表れ。




夕飯の支度をしていた17時頃、痛みの間隔がまたまた10分間隔になりました。しかも結構辛い。




どうかな、どうなのかな、と悩んで悩んで20時。




辛抱たまらん!!せめて、陣痛なのかどうかハッキリさせたい!!と病院に連絡。




内診の結果、子宮口はまだ4センチでした。とてもガックリ。




でも経産婦だから入院しましょ、なるべく自然に産んだほうがいいし。ということで、20時半入院。




やたら広い陣痛室で、まだまだ耐えられる痛みと眠気に襲われる。




ところで今回とても役に立ったのが、陣痛時間計測アプリ。




息子さんの時はとてもアナログな方法で記録していたので、ピピッとタッチするだけで済むこのアプリは便利でした。




痛くて眠たくて辛い時に、『今、何分おきですか~、どれくらい続いてますか~』という呑気な (に聞こえる) 助産師さんの質問にも、画面を見せるだけでサクッと答えられるスグレモノ。




そんなこんなで日付は替わり、深夜1時。




子宮口は7センチ。




体を起こして変な木馬みたいなやつに座ってたから、重力の関係なのか、痛みがガツンと強くなりました。




いきみたいかんじも。破水はまだ。




3分おきにくる陣痛に堪えながら、2時50分。




子宮口はまだ8センチ。でもかなり柔らかくなっているということで、分娩台へ移動。




頑張っていきみ逃ししてたけど、『ふ―――うううヴヴヴヴ』という唸り声を我慢できなくなってくる。




分娩台では相棒スマホくんは連れて行けないから、ていうかそれどころじゃないけど、あの優秀アプリが使えなくて陣痛の間隔は正確には分からないけど、たぶんもう1分おきだったんだと思います。




早く出しちゃいた――い!!という誘惑と闘いながら点滴を打たれる。




が、針入らず。




中でグリグリと針が探ってるかんじがすごくよく分かるんだけど、痛いんだけど、陣痛のほうがはるかに勝るので無視。




3時10分。ていうか時計を冷静に見て覚えているわたしすごい?そうでもない?




子宮口全開。『じゃ、いきんでみましょうか~』という待ちに待った言葉。




やった!!といきみ開始。…しかし、いきみ方を忘れるわたし。だってずっと我慢してたんだもん。




『10ヶ月分の便秘を出すかんじよ』 と言われ、普段便秘のわたしは、おお!それ得意分野!!と納得。




いきむのって、イタ気持ちいい。ヘンタイか。




でも、ぐぐぐ…と押し出されるかんじが分かる。




あ、今回会陰切開されました。




先生と助産師さんのやり取りで、あー切られるんだーと思うけど、もうどうでもいいかんじ。




もちろん麻酔なしで切られるんだけど、噂どおり、全然痛くなかったです。




痛くないわけないんだけどね。お産てすごいね。




縫合する時の麻酔の注射のほうがよっぽど痛かった。




今回も立ち会ってくれた旦那くんは、さすがにその瞬間目を背けたそうです。







そして、7月3日3時22分。




分娩台に上がって10分、数回のいきみで、3078グラムの女の子が出てきました。




旦那くんが、『あ、出る』と言った直後、ドゥルルルンと生まれました。




2回目だからか、頭~肩~足と出てくるかんじがすごくよく分かりました。




いや~、無事に生まれた後おもわず、『あ――スッキリした――』という言葉が出ちゃったし。




だけどやっぱり、元気で優しい産声を聞けた時はホッとして嬉しかったです。




裸のままの娘さんを抱っこした時は、新生児ってこんなに小さかったっけ~と思いました。




見えてないはずなのに目はしっかり開いていて、ホントに可愛いと思った。




しばらく抱っこした後、娘さんはお風呂へ。




わたしは胎盤出したり縫合されたりいろいろ。




そしてキレイにしてもらった娘さんと再び対面。




初めての授乳は全然吸わず、くわえたまま遊んでいました。




それまで気付かなかったけど、外は記録的な嵐でした。




雨と風の音、雷がすごかった。




でも分娩室は穏やかな空気に包まれて、不思議だったなー。







朝5時30分、娘さんは新生児室へ、旦那くんはおうちへ。




その日は満床で、入院部屋へは行けず、わたしはお昼前まで陣痛室で休むことになりました。




となりの部屋だから歩いて移動したんだけど、骨盤が緩んでガクガク。




カパッと外れてストンと落ちちゃうんじゃないかと思うくらい痛かったです。




骨盤ベルトで随分ラクになったけど、落ち着いたら骨盤矯正に行かなくちゃ。




ということで、今回の分娩時間は10時間。




息子さんは23時間だったので、二人目は早いよということでしたが、いや、うん、早くなったといえばそうなんだけど、まあまあ疲れたヨ?みたいな。




でも出血は少量だったし、なんだかんだで安産だったみたいです。




息子さんのことが可愛くて仕方ないから娘ってどうなんだろうと思ってたけど、もう可愛い!!




息子さんのおさがりあるし~とほとんど買わなかった女の子の洋服も、退院してからバンバン買ってます(笑)




おなか第2章は終わってしまうけど、娘さんの話の始まりです。




どうか健やかで幸せな人生を送ってね。




素敵な人を見つけてね☆




そんな気持ちです。