こんばんは

ぽりこだよ


1晩経って

昨日の舞台

刀剣乱舞 愚伝 矛盾源氏物語の感想を書こうと思うんですけど


過去の「刀ステ」は実際「生」で見たことはなくて全て画面越し


初めて現場で見た「刀ステ」は

過去の「刀ステ」よりも

話が複雑で、頭の中混乱してます



「刀ステ」も「刀ミュ」も基本設定は

「刀剣乱舞ONLINE」からの派生なので

 ゲームをやってる人には

ゲームとの矛盾も楽しめるかもー



まずは

矛盾1

「女性キャストが刀剣男士」



キャスト発表会った時に

ん?となったんですけど


実際見てみると

このストーリーには女性キャストで正解だったと思います


何せ話の中枢が「源氏物語」

雅で美しく……でも、女の情念がこれでもかと言うぐらいドロドロと入り乱れるものですがら

登場人物も大半が「女」

そんな世界に「ゴリラ」な刀剣男士は合わないかな?などと思いました


メインキャストさんはもちろんのこと

元宝塚さんが多数出演されてて


オープニングとラストの群舞は

一糸乱れぬ美しさ

(元宝塚ではない女性キャストさんも見事にそろえてました)


もちろん「女性」ですから声のトーンはやや高め

殺陣も迫力は感じにくいけど「舞うように刺す」

というのが源氏物語の世界観にマッチしてて良かったのではないでしょうか


必殺技を決めた時のポーズや見せる角度が

「The 宝塚」1本筋が通ってて

かっこよかった照れ照れ照れ


とにかく「刀剣男士」の股下が半端ない長さびっくりびっくり(どこ見てる?)


矛盾2

現実と物語が入れ替わる「矛盾」

「源氏物語」が本当の歴史とされる世界







刀剣男士達が向かった世界は

「源氏物語」が本当にあったという世界


紫式部のいる本当の歴史が消えているわけですね


ということで

これを元に戻すわけなんですけど


今回の「本丸」

刀剣男士の刀に付いてくる「逸話」や「物語」が間違ってる……


顕現実験的本丸……(この言い方で合ってるかな?)


顕現は審神者が刀から刀剣男士を生み出すことなのですが

顕現が上手くいくかの実験でもあるのかもだけど

間違った物語や逸話を与えて

どう作用するのか実験してるようなんですよ


刀剣乱舞ONLINEのゲームでは

刀剣男士にほかの刀剣を掛け合わせて「スキルアップ」する錬結というものがあるんです


ひょっとしてこの「錬結」の実験なのかしら……🤔


普段ゲームで

当たり前のように「錬結」してるけど

舞台上の設定では

初期の頃は「錬結」で記憶が入り乱れてしまう「刀剣男士」が居て、試行錯誤を経て

記憶が入り乱れないようになり

いまに至る……って考えたら



もちろんゲーム内で記憶が入り交じる刀剣男士はいませんニコニコ


自分の歴史や逸話が「矛盾」している刀剣男士

その「矛盾」のまま歴史を守っていた時期があったのだと思うと……泪ですわえーんえーん


舞台上では

源氏物語の登場人物が

すべて実在する人と入れ替わってるらしく


藤壺=紫式部(源氏物語の作者)

六条御息所=藤原彰子(紫式部が仕える女御)

弘徽殿の女御=小少将の君(紫式部のズッ友)


しかし彼女達が本当の自分に戻れる時があって

それが物語と物語の「狭間」


「行間」なのです


刀剣男士は「行間」を使ってあるべき姿の歴史に戻そうと奔走するって感じですね


「物語」と「行間」ふたつの場面が交互に展開していく

「ジョ伝」のような舞台展開ですね





黒幕「歴史を変えようとしてる」のは誰なのか?


ここが「え?」なのですが


紫式部でもなく

ましてやものがたりの登場人物でもなく


紫式部という小説家を愛しすぎた「源氏物語」の読者だったのです(いやぁーびっくりしたわ)

Σ( ̄□ ̄!!


いわゆる「オタク」ガーンガーン


というのも平安時代「嘘」は大罪で「地獄に落ちる」と考えられてて

「源氏物語」は架空のお話なので

紫式部はウソを書いている

ということは「地獄」まっしぐらびっくりびっくりびっくり


「大好きな紫式部様を地獄になんて行かせない

!」

どうしたら……

「あ、源氏物語が本当にあったことにスればいいんだ」


という心に「歴史修正主義者」につけ込まれるというわけです


そして

「読者」が何と「光源氏」として物語て生きてて滝汗滝汗滝汗



てことは「読者光源氏」を抹殺すればいいのですが

ここが演出家の末満さんのすごいところと申しますか


「源氏物語」には光源氏が亡くなる場面は書かれていないのです

「雲隠」という題名の着いた章があるのですが

1文字も書かれていません

「白紙」なのです


あくまでも物語が歴史に取って代わる訳ですから

光源氏の死が書かれて居ない世界で

「読者光源氏」を抹殺することは不可能なのです


どんな手を使っても「読者光源氏」は抹殺できないんです(◉☗◉💧)


実際「行間」で刀剣男士と我を取り戻した紫式部や小少将や彰子さまが色々やるんだけど

物の見事に玉砕


すごーく考え抜かれたストーリー

「雲隠」という

意味深な章をそう使うのか!と末満さんに脱帽しました



そこに追い打ちをかけるのが

彰子様のセリフ

「源氏物語もこの世も幻」的なことを言ってて


ん?て事は刀剣男士が守ろうとしている本当の歴史(紫式部や彰子さまが生きている世界線)も源氏物語の世界線もどちらも史実には無いって事?


ん?どういうこと❓

では、今のあたしたちか史実と思っている

紫式部は現存しなかったってことなのかしら?


そうなると

紫式部が源氏物語を書いたという「物語」をあたし達は本当のことと信じきっているが

そのこと自体誰かの作った「ウソ」なのかもしれない……ということか滝汗滝汗滝汗


もう、混乱に混乱しまくっておりますが泣泣泣



落ち着けあたし……


てことで先ほどの雲隠に

戻りますが

では、どうやって「歴史」をあるがままに戻すか

(彰子曰く嘘の歴史ですがね)

ここも末満さんすごい⊂( ・ω・ )⊃と思ったのですが




作戦

刀剣男士を光源氏と入れ替える


歌仙さんと大倶利伽羅がやるけど、物語に囚われてしまって結果失敗

歌仙さんと紫の君との絡みが雅すぎました、あの歌仙さんが何としても紫の君を手に入れたいと画策するんですよびっくりびっくり萌えポイントですわ


大倶利伽羅が馴れ合わない大倶利伽羅が

女人との一夜を語るんですよ(◉☗◉💧)


まぁ、どちらも上手く行かなくて絶望的と思われましたが


作戦

「光源氏の女たち」が光源氏を抹殺すると提案してくる


光源氏を愛しているからこそ、湧き上がる妬み嫉み、振り向いて貰えない女の情念と言いますか


物語の登場人物が自ら「雲隠」の章を作ろうとするわけです


光源氏の最後が書かれていないのなら

最後を作り出す

それができるのは「現実世界では紫式部」


物語の中では「登場人物」だけということですね


そして「雲隠」のシーンになるわけですが

すでに無くなったはずの「女たち」も現れます

(もう、物語も破綻をきたしてますね)



いざ光源氏の命を取ろうとするも

「女たち」はほんとうに光源氏を愛していて

どうしても最後の一手を出せないのです


そんな中「読者光源氏」は幼い紫の君にその役目をさせようとします

純粋な紫の君は光源氏の言いなりですから

刃を向けるのですが

すんでのところで歌仙さんが「読者光源氏」に切りつけます


結局のところ

源氏物語が本当にあった世界線はそのまま残ることとなり(雲隠は女たちによる抹殺が実行出来なかったので白紙のままですからね)

この後は物語の登場人物に委ねることとなったわけです


このように破綻した世界線は

時の政府に「放棄され」矛盾を抱えたまま

本当の歴史が進んでいく事になるんですが

「隔離された間違った過去」かどうしても影響するのかははっきりしないところではあります


前回の「大坂の陣」でも

「放棄された世界」が作られてますから


このやり方も歴史を守るひとつの手段なのでしょうね


実の所はもっと見どころはあるんですが

語彙力皆無なのでこれで限界です( ˙▿˙ )☝


ごめんなさい





矛盾3

「刀剣男士の矛盾」


各刀剣男士には元主の物語と自らの逸話を持って権限しますが

この物語の「本丸」の刀剣男士は記憶が「矛盾」

しています


あまり詳しくないんですが

歌仙兼定は細川忠興の刀なのに

本人の記憶では細川ガラシャの刀と記憶され


(今回の歌仙さんは前回の刀ステで細川ガラシャを演じてた七海さん)

これも今回七海さんをキャスティングした理由なのかも


大倶利伽羅は伊達の刀のはずなのに

徳川の刀と記憶されてるのです


ほかの刀剣男士の逸話は……ごめんなさい

あまり詳しくないんです(◉☗◉💧)



もうひとつの矛盾

それは

刀剣男士が戦う時に言う

決めゼリフがあるのですが

ゲーム内のセリフでもちろん「刀ステ」でも使われます


個々に時分の歴史や元主に影響されてるわけなのですが


先に述べたように

「実験的顕現」な本丸の刀剣男士


意図的なのか、副作用なのかはわからないけど

違う刀剣男士の決めゼリフを使うんですよ


あたしがわかったのは

姫鶴一文字が「へし切長谷部」

山鳥毛が「にっかり青江」のボスをやっつける時の決めゼリフを使ってて


決めゼリフにも矛盾を表現させるとは……


やりよるなぁー



最期に

「刀ステ本丸」に繋がるところとしては

1幕の途中に後ろ姿の三日月宗近が現れます


この、「愚伝本丸」でも

三日月宗近は要注意で監視対象だ的台詞がありましたので

この時点で「刀ステ本丸」の三日月宗近は目をつけられてます


2幕ラストの近くで

「刀ステ本丸」の山姥切国広も後ろ姿で現れます


山姥切国広は自分のものがたりを作っていく敵な台詞がありましたので

これが単騎に繋がるのかな?


などと思った次第です


後ろ姿とはいえ

「三日月宗近」を3次元で一瞬でも見れたことが

嬉しすぎます


いつか絶対「鈴木拡樹さんの三日月宗近を生で見てやるぞ(๑•̀ㅂ•́)و✧」と

訳の分からない闘志を燃やしました(ง🔥Д🔥)ง




というわけで


こんな感じのレポでほんとうに申し訳ないです

m(_ _)m



あくまでも「考察」なので個人的な解釈が入り乱れた感想になってしまってますので


間違いだらけかとは思うんですけどね



そこんとこはご容赦くださいませね



最期にあたし的萌えポイントは

「読者光源氏」が

「私は美しいから……」

「わたしの美しさゆえ」と言うセリフ


「美しすぎるから」女たちを不幸にしたりしちゃうんだよなぁー的な


そうよ、あなたのその美貌と社会的地位が

女を狂わせるのよーと心の中で叫びましたわよ笑い泣き笑い泣き