私のお袋が死んでから49日の時に書いたブログをもう一度思い起こしながら書いてみました。
あと数ヶ月で100歳になろうとした時に旅立った
オフクロから学んだことは
老衰による、体の衰弱では
人はなかなか自分の寿命を終えられない!
でした。
これは今の老人問題を見直す良い糸口でもあると思います。
ベッドの上であ向けのままじーっとしている
オフクロを見て
ある時!
まだ思い残すことが残っているから
今年100歳になろうとしているのに
老人ホームのベッドの上で、
仰向けの生活を続けているのではと閃いたのです。
そしてその年の初め オフクロのために
二つ実現させようと思ったことがありました。
私は整体師です。
お客様の中には、脳梗塞で車椅子生活の老人、大腿骨骨折をして歩けなくなった老人、医者に余命残り少ないと宣告された老人など、これらの方々に接触する機会が多いのです。
そしてもうそろそろだと思われながらも、なかなか死なない人は死なないのです。
もう幾ばくもないと言われて家族の人間が葬式の準備をしているケースでも、私と女房が見舞いに行って体に触れてあげると、持ち直すというケースが多々ありました。
その時死なない人、持ち直す人というのは、まだこの世間にやり残していることがあると言うことに気がついたのです。
そして何をやり残しているかは、本人は気がつかないで無意識の場合の方が、生き延びる力を出すと思っています。
オフクロにとって 無意識レベルで何をやり残しているのか?
一つは兄と私の関係でした。私と兄は性格が全く反対で、一言で言うと仲が良い方でないのです。
そして見舞いに行くとき、別々で一緒に見舞いに行ったことがないのでした。
なかなか死ねないオフクロを見て、兄と一緒に見舞いに行けたらと今年になって思い始めました。
そしてもう一つにはただ一緒に見舞いに行くだけでなく、兄にオフクロの体を触らせようと思いました。
と言うのは兄は毎週のように母に見舞いに行くのですが、オフクロに言わせると、私はマッサージで2時間近く一緒にいるのですが、兄は10分で帰る・・・必要なことを言ってすぐに帰る。マッサージなんてまずしないで帰ると漏らしていたからです。
これは私お客様で、政治家の秘書をしている方から、彼の母親のために、出張施術を頼まれた時でした。
大腿骨骨折で長く入院していて主治医はもう長くはないと言っていました。
現地について、女房と一緒に彼の母親に施術をしながら楽にさせることはできましたが、意識がないその母親の思い残している何かを私と女房は感じました。それは息子に触って欲しい!でした。
その政治家の秘書である息子さんは母親の体を触ろうとしなかったからです。
そのことを彼に告げ、最初は嫌々ながら足を触れ始めたのですが、いつの間にか涙を流しながら一生懸命足を揉み始めました。
そしてその夜彼の母親は肉体を離れました。
このことをある時、ごく最近ですが、兄に話しました。
これが今回コロナが背中を押したのです。
コロナで、面会が禁止され、頼み込みながら、一緒に見舞いに行かざるを得なくなったのが一つ。
そして最後の日、私がオフクロの足を揉み、兄が額に手を当て、口に水を含ませる看病ができたのです。
そしてその夜オフクロは肉体を離れました。
私は早く身内を死なせるよう、策略を練るべきだと言っているのではないのです。
人間は生きるべき!だと。
そして有意義に生きるべきだと思うのです。心残りなくこの人生をです。
それは胃ろうとか、鎖骨下静脈カテーテルの苦しい手術をして、植物状態で何日長く生きるということではないと思うのです。
つまりオフクロは心残りなく
これ以上のない安らかで、美しい顔をしながら旅立ってくれました。
そしてそのことの重要性を私に教えてくれたような気がするのです。
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