石垣島から帰って一日休養をとった後
貧乏性の私たち夫婦はすぐにキャンプに出掛けた


「お外でお肉焼く」のはトラちゃんの念願でもあったし
キャンプ道具の実力のほども試したかっただんなさん
みーちゃんをつれてのオートキャンプには
さすがの私も少々気乗りしなかったけれど
なんとかなるか、と腹をくくった


宿泊先は西湖のほとり
釣堀もあってアユが釣れる


わが家は誰も釣りをやったことがないのだけれど
見よう見まねでチャレンジ
だんなさん、何十分もかかっても釣れずに
飽きてきたトラちゃんは近くのお友だちと川遊び


ところが、トイレに出かけたふたりから釣竿を預かった私
直後に3匹も釣りあげました
・・センスあるのかな?
お腹にみーちゃんを抱えたまま魚と格闘している姿は
なかなかおもしろかっただろうな
最後の1匹はトラちゃんと一緒に釣り上げたよ


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思ったよりも釣りに時間をとられて

夕飯のときにはかなり暗くなってしまった一日目の夜

念願のカレーを作って食べたけれど

ロウソクの灯で十分と、私がケチってランプの購入を阻止したせいで

ほんとうに真っ暗

写真を撮るどころではなく・・

バタバタと就寝


8月上旬の東京ではかなりの暑さの中

西湖付近は夜になるとかなり涼しくなった

それでもテントの中はかなり暖かかったので

シュラフに潜るには少し暑すぎた

みーちゃんもちゃんとぐずることなく

いつもと変わらぬ様子でテントで就寝


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朝、早々に起きだしたトラちゃんは

前の日に釣った魚を焼いているだんなさんのもとへ


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実は魚のバケツをテントの外に出していたせいで
起きたら3匹いたはずの魚が1匹になっていたのだ
魚に足がついているわけもなく
施設の人に尋ねたら
野良猫の仕業に違いないとのこと

でも
野外で魚を焼くのに慣れていない私たちには
1匹で十分だったのかもしれないと
内心ほっとした

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朝ご飯は食パンにツナやチーズを挟んだホットサンド
もちろんトラちゃん
朝からがっつり食べます
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そしてみーちゃんは
片づけの最中もテントでぐっすりお昼寝
・・この子、かなりの大物かもしれないわ、とひそかに思う母でした


子どもには
ゲームや作られた遊びの世界だけでなく
自然の中で楽しみながら生きる知恵を身に着けていってほしい
特に慎重派のトラちゃんには実践で覚えていってほしい
そう思いつつも
みーちゃんの妊娠・出産と重なってしまって
なかなか連れ出してあげられなかったことも引っかかっていた

だからちょっとムリをしてしまったかな
と思うところもあったけれど
今回こうしてキャンプに来れて良かったな、と思うし
色々と準備をしてくれただんなさんにも感謝


そして来てみるまで予想もつかなかったことだけれど
こういう場所にはたいてい子連れで来ている人が多いから
見知らぬ子ども同士がいっしょに遊ぶこともあるのだ
ということ


トラちゃんも1日目の夕方
子どもたちが数人、追いかけっこしているところを横で見ていて
「おいで」と声をかけてもらっていた
少し年上のお兄ちゃんたちが多かったせいで
最初は「ご飯だから」とご丁寧に断ってきたトラちゃん
「まだだから入れてって言ってきたら?」と背中を押すと
走って子どもたちの輪の中に再び帰って行った
ほんとうは最初から遊びたかったのに違いないのに

子どもたちの「きゃあきゃあ」と走り回る声が聞こえる
それを聞きながらなんだか少し嬉しいな、と思ったのを覚えている


人の輪に思い切って入っていくのが苦手なトラちゃん
彼の中でも何かが変わったのかもしれないな


2日目の朝は
一緒に遊んだお友だちと別れるのが寂しくて
焼きマシュマロを甲斐甲斐しくお隣に運んだり
何度も何度もバイバイと手を振りにいったり


キャンプが教えてくれることは
家族の中だけで完結しているわけじゃないんだな
とあらためて思った
夏休みの日々
トラちゃんとみーちゃんの心の中にはどんな絵が描かれているのかな

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