こんな日がくるんだろうな、とは思っていたけれど

いざ直面するとどう対応してよいものやら

どぎまぎしてしまう

トラちゃんのお友だち問題



どうやらトラちゃん

お友だちのことで少し気になっていることがあるよう

以前「ずっと友だちでいようね」「お墓に行っても友だちでいようね」

と約束したシュンくん

トラちゃんは相変わらず好きなようなのだけど

最近シュンくんにさらにお気に入りのお友だちサトくんができたようで

トラちゃんが近くにいくとワーッと声をあげて逃げてしまうのだとか

それも「サトくんと手をつないで・・」

とトラちゃんが付け加える



やきもちを焼いているんだなぁ



トラちゃんの気持ちがちょっとだけわかるような気がして胸が痛い



ただトラちゃんはもともとあまりこだわりが強い方ではないので

シュンくんに固執しているわけではなく

降園後の公園では相変わらず

シュンくんやサトくんやいつものお友だちといっしょに

(あるいはひとりで

・・この年頃の男の子は一緒に公園に行ってもそれぞれに遊んでいたりする)

遊んでいるのだけど



つい先日

3学期の保育参加で幼稚園におじゃました

部屋で踊ったり歌ったり、玉入れをしたり

たのしく遊ぶ年少さん

ところがみんなで踊る中

シュンくんとサトくんの近くに行くも

なかなか輪に入れずにいるトラちゃんの姿を目の当たりにしてしまった

心なしか目線が2人の方に行っているような・・・


親の気にしすぎかもしれないけれど

やっぱりさみしいのかな

と思った



そしてちょっとした事件が起きたのは降園後

いつものように何人かで公園で遊ぶ中

トラちゃんがお母さんたちの周りに木の棒で枠を描き始めた

「お母さんたちの幼稚園です~出ちゃダメです~」

楽しそうに言いながら今度は一人一人の前に顔の絵を描いていく


最近、トラちゃんの描く人の顔は

口が笑うようになってずいぶん可愛くなった

なかなかうまく描けてるな、そう思っていたところだった


お母さんのそばに行きたかったシュンくんが

「入っちゃダメですよ~」というトラちゃんの言うことが気に食わなかったらしく

絵を足でかき消してしまったのだ

横から入ったもう一人も面白がって加勢する

無残にも消されていくトラちゃんの描いた顔たち

「消しちゃダメ!」

トラちゃんは抵抗するも押し黙ってしまった



痛いよ・・・



消されていく絵も、トラちゃんの姿も



でも親が入っちゃだめだよな

お友だちとの摩擦は少なからずあること

そのたびに親が手助けするわけにはいかないし

これはトラちゃんが突破しなくちゃいけない壁なんだ

私はぐっとこらえた



それでもひとこと、トラちゃんには伝えた

「イヤだったらイヤって言っていいよ。ケンカしてもいいんだよ。」と



すると背中を押されたのか

トラちゃんは走ってシュンくんにぶつかって行った

とはいっても半分笑いながらだったから

お互いに笑ってうやむやになってしまった



もみくちゃになる子どもたちを見ながら

え・・・なんだか私ひとり取り残されたような気分になった

感傷的になっていたのは私だけ?

本人はそれほど気にしていないのかな



子どもって素直で、だからある意味残酷だ

大人の感覚で考えるととても耐えられないことも

きっと日常ではたくさん起きているんだろうな

と思う

色んな感情を覚えたり

相手の気持ちを慮ったりすることを学んでいくのは

そういうことを繰り返しながらなのかもしれないな

とは思うものの

男の子って、殴り合ったらそれでケリがつくものなのかしら



好きな友だちだからイヤなことをされても抵抗できないのだとしたら

「いじめられっ子」マインドが育ってしまうんじゃないの?

心配して後で聞けば

「消されてもいいや、って思ったの」とトラちゃん

私の考えすぎなのかな?

いやいや

それでもやっぱり「サトくんと手をつないで・・」

とわざわざ付け加えるトラちゃんは気にはしているみたいだし・・




いやはや姉妹で育った私には


男の子、ほんとうにわからない!



トラちゃんが成長する過程で

これからもたくさん(動揺しすぎないで)見守ってあげられるように

これ、ちょっと読んでみよう、と思いました


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