言葉は、嘘をつく。
誰でも知っている事ですね。
ですが、これは知らない人もいるのじゃないでしょうか?
行動はごまかせない。
メンタリストとか、心理学者とか、占い師とか。。
その人の言っている話ではなく、その人の仕草で本心を見抜いたりしますよね。
そうです、私たちは、言葉では嘘をつきながら、行動でそれがばれてしまったりすのです
俳優の勉強をしている人の中には、スタニスラフスキー・システムを学んでいる方も多いと思います。
スタニスラフスキーの言う、行動とは、内的行動と外的行動があり、内的行動について主に学ぶ訳ですが、この内的行動が理解できると劇的に芝居が変わります。
たとえば。。
「空がきれい!」というセリフをがあるとして
私達人間は、普段、「空がきれい!」という言葉を言葉通りに表現する事はしません。
・悲しいのをごまかす
・自分に興味を持ってもらう
・元気にさせる
・気をそらす
目的は色々ありますが、それに即した内的行動をしている訳です。
その結果、言い方は、
・はつらつしている
・なぜか悲しそうに聞こえる
・怒ってるように聞こえる
などとなる訳です。
「子どもは思っている事を素直に言葉にだします!」
ですが、大人の俳優が、言葉通りの意味「空がきれい!」と表現すると、幼稚な稚拙な演技となってしまうのです。
残念ですね💦
よく悪い例えで、小劇場っぽいと言われたりしますが(小劇場とひとくくりにするのは申し訳ないけど)、要するに裏のない、言葉ですべてを説明しようとする演技です。
それを回避する為には、行動しながらセリフをいうという、シンプルな演技術がある訳です。
もしも、あなたの演技がどこかしら、嘘っぽい、薄っぺらな演技だとしたら、お客様は退屈しているかもしれません。
人間は、複雑な深淵こそ、興味を持って覗きたくなるものですから
アクティングトレーニングクラス
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一人で芝居をしない!相手役に働きかけられる俳優になる為のクラス。
自分自身が苦手なコミュニケーションのパターンに気付き、自在に相手に対して
働きかけができるようになる事を目指します。
あらゆる内的行動(想像力、視覚化、インナーモノローグ)を実践で体験します。
思ったように演技ができない秘密は、「行動」できない事に原因があるかもしれません。
戯曲をどう読んだたらいいのかわからない、演出家の指示待ちになってしまうなど。
実際の戯曲テキストを使用して、行動を見つける事にチャレンジします。
・スタニスラフスキー「身体的行動」に関する講義
・行動の訓練
・インナーモノローグのワーク
・台本から行動を導き出す読み解き方
参加資格:Basic1受講経験者。もしくは、メンタルトレーニングクラス受講経験者。
【スケジュール】 全3回 ※昼夜どちらかをお選び下さい。
昼)13時~16時
11/15(月)、11/22(月)、11/29(月)
夜)19時~22時 ★残枠2名
11/17(水)、12/1(水)、112/8(水)
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