蔭山です。

 

最近のPrayers Studioは

新しい研究生(トレーニー)がやってきて新しい風が舞い込み

やる気メラメラの皆さん(^^)

わからないと悪戦苦闘しながらそれでもチャレンジする姿にはとても刺激を受けます♪
 

 

私達は社会で生きる中で、傷つかない選択をすることが多い。

そのほうが楽だからね(笑)
 

「これ、やってくれない?」

「(ほんとは嫌だけど)いいですよ~ニコニコ

 

みたいに、ちょっとずつちょっとずつ我慢や妥協もしたりしながら

お互いの間に摩擦が起こらないように、面倒くさくならないようにして生活してます。

もちろん、嫌です!!ってきっぱり言う人もいるけど(笑)

 

でも、芝居になったら、役者が傷つかない選択をしてばかりいるのは、つまらない。

そんなの日常生活だけで充分なんです。

そこに振り回されたり、翻弄されたり、考えたりしている人を、見たいのです。

 

 

この間、とある稽古での話。

相手の言い分を受け入れてしまうと、自分の立場が弱くなる、負けてしまうので

自分の主張を強くして、相手の言い分を受け取らないようにしている私がいました。

 

耳では聞いているけど、身体の中まではいれてない感じ。

それじゃあつまらないよ!!って指摘を受けました。

それだと、私は変化をしません。受け取らないから、乱れない。

 

それに、本当に目的を手に入れたいときは

相手をシャットアウトしちゃったら、手に入らないときもある。

 

相手をよく観察して、状況をちゃんと把握して

その時今その瞬間にふさわしい一手を使わないといけないからです。

相手が見えていなければ最善の一手は放てないのです。

 

 

そして芝居で描かれるのは、だいたい葛藤が大きなことが起こるとき。

そうじゃないとドラマじゃないから。お客さんは見る物がない(笑)

そういう場面で、相手をキャッチせずにいたら?

目的は手に入らない。

傷つくことを恐れて、無難な選択しかせずにいたら?

目的は手に入らない。

 

芝居は、成り立ちません。

 

だから、傷つくことを恐れないで!

役者にとって、それは消して悪いことじゃない。

心閉じないで、開いといて!というお話があったのです。

 

(特にうちの芝居は、本当に心に影響しあうことを良しとしてやってるので余計ですね。

表面的な芝居だったら別に傷つかずにだってできます。笑)

 



で、そんな指摘を受けた矢先!

心を開いて、本音で語らないといけない場面が、訪れたのです。

なんと日常生活で!

 

無難なことを言って、回避することもできたけど

嘘ついて、誤魔化すこともできたかもしれないけど

それだと、本当に欲しい物は手に入らないなって。

 

傷つくことは怖いし

あけっぴろげの心にズガンとくるのはしんどいこともあるけれど

でも、最後まで地に足つけて意思をもって進んだ結果は

表面的な部分で誤魔化すのではなく

本音で偽らないコミュニケーションがとれた感じがして

私にとってはすごく満足感のあるものでした。

 

あれ?こないだ芝居の稽古してたのかな?

これに備えて稽古してたのかな?(笑)

 

恐れて避けて逃げてばかりいると

怖さだけが増してしまうから

えい!と飛び込む勇気を

芝居の上ででも練習をしておくことは良いことなのかもしれません。笑

 

以外に、思ってるほど怖くなかったりもする。

 

幽霊の 正体見たり 枯れ尾花 的なてへぺろ

 

 

 

きっと今年の研究生ちゃん達も

この先ものすごい勇気のいる挑戦をどんどんしていくのだと思います

期間が短い間に(1年は全然短いんですよ~~~)めっちゃ伸びるには

ハードワークをしないといけないですからね。

 

でもそんな姿はめちゃくちゃ魅力的で

そして私も頑張らねば!と見ていてパワーをもらうのです。

一年後の変化が楽しみですね音譜

負けずに頑張ります爆笑