ちょっと古い話ですが、年に一度ひな祭りの時期に、着物友達と明るく可愛い着物を着てホテルにお食事会に行きます。

今年も気のおけない友達5人でホテルの和食屋さんのランチに行きました。

1人ではちょっと気恥ずかしい明るい春の着物も、みんなで着ると怖くない。

その会計時に着物に詳しそうなお茶の大先輩にお会いしました。

せっかくだったのでご挨拶。
一緒にいた友達も他のメンバーとお知り合いだったらしく、彼女もご挨拶していました。

しばらくしてその大先輩から、すごくかわいくて明るくて素敵だったわと声をかけていただきました。

あなたたちのような明るい着物の似合う若い人たちに、着物あげるわと言ってまたまた着物譲っていただきました。

私たちは決して若いとは言えない年齢なのですが、大先輩から見たら少しだけ若いかな?

何より私たちはその時お雛祭り仕様で、かなり明るく若い?着物着ていたのです。

若々しい着物を着ると若く見えると言うことなのかもしれません。

素敵な着物や帯をいくつもいただき仲間で分けました。
やっぱり着物を着ていてよかったねーと友達と大盛り上がりでした。

さて英語関係の友達の1人が長女の小学校の入学式に、訪問着を着て行くと言うので、礼装用のキラキラした帯を貸してあげることになりました。

若いお母さんが着物を着てお友達やお姑さんやおばあさまから譲り受けた着物を着て式典に出席するなんて、なんて素敵な伝統なんだろうと思います。

私も娘の卒業式にいちど色無地を着て出席したことがありました。

ピンクの色無地でちょっと恥ずかしいかなと思ったのですが、お嫁入りで親が誂えてくれた着物はピンクが多いらしく、他のお母様たちも何人かピンクの色無地を着て出席してる方がいてとても心強かった。

着物を着ている人が式典にたくさんいるとその式典がなんとなく豪華な感じがしますね。

改めて高い着物を誂えなくても、譲り受けた着物でも中古の着物でもいちどしか着ないスーツを買うよりずっと経済的で素敵なことかもしれません。

もっとお母様たちの着物人口が増えたらいいなぁと思います。
実際のところ若い時しか来られない着物ってあるんですよね。

もっと若い時にいろんな着物着ておきたかったな。

とは言え1年に1度この春の季節は若々しい着物を着て友達と繰り出す私たちです。