2. 武漢コロナの予防から軽症-中等症への治療に漢方が有効か…厚労省 大規模臨床プロジェクトをスタート

 扨て、某関係筋からの、昨年のサプリメントや葛根湯の続き情報です。

 厚生労働省の施設等機関である国立保健医療科学院で、武漢コロナの予防から軽症-中等症への治療に漢方の有効性を調査する、大規模な臨床プロジェクトが始まっているようです。

 臨床の対象となっている漢方薬は、免疫調整機能を持つとされる「補中益気湯」です。

 都内の某クリニックでは、早くからこれを処方していたそうで、同居者にコロナ感染者が出ても感染しなかった例が多数あるそうです。

 '20年4月18日付の日本医事新報にも、「現場の第一線で感染リスクに暴露されている医師には補中益気湯をお勧めする」と記載されています。

 軽症-中等症の治療には、昨年4月の当協会のニュースレターに添付した日本感染症学会のレポートにある、ツムラ葛根湯エキス顆粒(医療用)、ツムラ小柴胡湯加桔梗石膏エキス顆粒(医療用)です。

 そしてそのレポートにも「COVID-19に対する中医学処方の状況と推奨」として、「予防に補中益気湯」と記載されています。