・・ココロのビタミン・・

EI (Emotional Intelligence)
とは、感情に対する賢さ、
感情に潜む知性のことです。

人は、いろいろな感情を持つも ので、それが人間らしい部分。
17世紀にスピノザは「理性は感情の前にただ無力である」
ということも言っているくらいですので、昔から人 は、
直感でものごとを判断したり、恋におちたり、感情に支配される
部分があったのかな、と感じています。

感情は、思考や 意思決定をガイドし、統御したり、
思考の足りないところを補う役目もはたしていますし、
感情は社会という織物を編み合わせる糸のようなも のなのです。

EIの高い人は、Emotion utilization が上手で、
感情のメカニズムや機能性を迅速かつ有効に活 用することができているはず。
この能力が高い人は、社交的で適用が高く、孤独感を抑制することも
でき、学力が高い傾向がありますブーケ1

で は、EIはどのような体験をした人が高くなっているのでしょう。

キラキラひと つには、子どものときに、様々な感情を体験していたり、
まわりにいる親を含む大人やきょうだいがどのような感情表現をしているのか
観察で きたこと。(ご両親が、感情を抑え込みがちですと、将来、
感情表現が苦手になってしまうこともあります)

様々な体験を通し、感情 を表出させるのにベストな方法を知ること。
また、青年期までに、行動に結果が伴うのだという経験や、
努力が成果を生むのだな、と感じたこ とがある人。
他者との共感経験、人への働きかけが成果を生むことを経験していると、
高くなるというデーターがあります。

目 標を達成するためには、その為の適切な行動を起こす
必要があり、以下の3つを意識されると良いかもしれません。

 1. 知識、スキル (実務的スキルや知識、ノウハウなど)
 2. 行動意識 (行動力)
  3. 感情能力 (EI)

これらの中で、適切な行動を起こすために大きな影響を与えるのが「感情能力」です。
人 生を豊かな充実感で満たそうと思うとき、感情を無視することなんて出来ません。

「感情能力」は、感情を適切に取り扱う能力のことで、
IQ(知能指数)と違って、後天的に訓練で伸ばせる性質を持っていますので、
意識しはじめたときから変われると思います。


黄色い花EI について関心がある方へ
ダイヤモンド社から、「頭のでき―決めるのは遺伝か、環境か」
という本が出版されています。