*・・ココロのビタミン・・*

先日、親戚の赤ちゃんと過ごす日があり、
とても楽しいひとときでした。
赤ちゃんの可愛らしく、天使のような笑顔は、
魔法のように、まわりの人を幸せにするものですねラブラブ

一つ一つの動作も、抱っこしたり、
近くでみているといろんな発見がありました。

まずは、呼吸についてです。

眠っている赤ちゃんをみていると、
身体全体を使って呼吸しているのです。
息を吸うと、お腹も胸も、そして頭までもが
息を吸ったことがわかるくらいに広がっている感じがしました。
息を吐き出すときには、全身の力が抜けていくようにも見えました。

カラダの中の空気がすっかり入れ替わっているのかな、と思うほどの
小さな身体の大きな動きでした。

ビックリマーク誰もがしていた、赤ちゃんの呼吸。
私たちは、今では、どのような呼吸をしているでしょう。

比較的 呼吸が浅いな、と感じた方、ぜひ、
以下を参考にしてくださいね。

呼吸は、私たちが生きていく上でとても大切なことです。

酸素を身体に取り入れ、身体の中で発生した二酸化炭素を
吐き出すという大切な行為が呼吸。
呼吸が正しく出来ていれば、健康な身体を手に入れることが出来、
呼吸が乱れると、身体も乱れていきます。

サンスクリット語で呼吸を意味するPranaは、
生きるエネルギーを意味しています。
その言葉が示すように、呼吸とは、ただ単に息の出入りを示すものではなく、
心、身体、そして、精神が身体の中を流れることを意味しているのです。

ひらめき電球呼吸をするときに 大切なのは、息を吐ききることです。
吐ききることが出来なければ、新鮮な空気を取り入れることもできません。

息を吐いて、吐ききって肺を空に近い状態にすることで
肺の内圧の関係から自然と空気が身体の中に入っていくのです。

正しく、呼吸をすることで、腹部腹筋が刺激され、身体に安定をもたらしてくれます。

*・・ココロのビタミン・・*


ところで、メンタルが不調な方は、呼吸が浅い方が多く、
胸から上だけで息が出入りしていて、身体の奥まで呼吸が入っていない
ことが多いのです。そこで、心身のバランスを整える為に、
カウンセリングの場面で、ときどき、呼吸の練習をすることがあります。

ニコニコ私が、よくお伝えするポイントを、以下にご紹介したいと思います。

呼吸筋は、ふたつのグループに分けられています。黄色い花

第1呼吸筋グループは、呼吸で主に使われていて、大きく力強い筋肉です。
肋骨の下についている横隔膜、肋骨の中にある肋間筋、そして、腹筋群があり、
この中では、横隔膜が呼吸において75%の役割をしています。
横隔膜は、肺の下に位置し、肋骨の下についているドーム型をした筋肉です。
正しく呼吸が出来ていれば、横隔膜は息を吸うと下に下がり、
息を吐くと上に戻ってきます。
この横隔膜の動きが自律神経と連鎖していて、息を吸い、
横隔膜が下がると、交感神経が刺激され、息を吐き、
横隔膜があがると、副交感神経が刺激されるのです。
自律神経系のバランスをとるためにも、呼吸は大切ですね。

第2呼吸筋グループは、小さな細い筋肉で、斜角筋、
胸鎖乳突筋、小胸筋などがあります。
これらの筋肉はすべて首から胸の上側についていて、
第1グループの補助をする筋肉です。もっと深く吸い込んだり、
最後まで息を吐ききるというときに、働きます。

身体に負担をかけずに効率よく呼吸を行うには、第1グループの筋肉が
働くことが大切になってくるのですが、現代人の多くが胸での呼吸を主にしているため、
細く小さな筋肉である第2呼吸グループを多く使っているため、
頭痛、首のまわりのだるさや重さ、あごのだるさ、顔、目の周り、
背中等の緊張を感じているのです。

*・・ココロのビタミン・・*


黄色い花第1呼吸筋グループを使えるように、肋骨まわりやみぞおちのあたりを
少し意識して呼吸をしてみませんか。息を吐くときには、腹筋、肋骨まわりの
筋肉を絞り上げるイメージをつくること。余裕があれば、お尻の穴を少し
絞って(閉じて)みましょう。肛門は腸腰筋といって、
お腹の深部にある腹筋とつながっています。そして、その腸腰筋が背中側の横隔膜につながって
いますので、肛門を占めることにより、呼吸筋の横隔膜を刺激することができます。

息を吐ききったら、ゆっくりと体幹を広げるように
鼻から息を吸ってみてください。イメージとしては、
胸の辺りが三角形の頂点になる形。
骨盤の下のほうに、三角形の底辺がある感じです。

胸での呼吸が中心になっている人は、下にいくほど、呼吸の幅が狭くなり、
三角形の底辺が胸に来て、頂点が下にある状態になっています。
できるだけ、下に行くほど、息が大きく広がっているイメージを持ってみてください。

私たちは、平均して1日に2万2000回前後の呼吸をしています。
その呼吸を正しく行うことは、私たちが健康に生きていく上で
大切なこと。正しい呼吸が、内蔵を健康にしてくれるのです。ブーケ1

次回は、この続き。呼吸が浅くなる理由についてご紹介したいと思いますひらめき電球