22時過ぎの某ファーストフード店。

歓楽街にあるこのファーストフード店。
2階で友人とコーヒーを飲んでいた。
客はそれほど多くなく、
我々以外に数組と20代と思わしきタイ人男性1人。

ある数人組みが席を立つと、
この男性、彼らが座っていたテーブルへ進む。
残っていたポテト、チキンをほおばり、
さらには飲みかけのコーラにも口をつける。
もちろんストローを替えているわけではない・・・・・・

しばし友人の話も上の空、この光景を見つめてしまった。

さらに、別の数人組も席を立つと、この男性、またしも同じ行動・・・・・・

30分の間に、4,5組分の残飯?を漁っていた。

この男性、身なりは普通のタイ人。大学生くらい。
いわゆる路上生活者ではない身なり。
よっぽど腹をすかしていたのだろうか、いやそういう問題じゃない。
我々が居たのは1時間弱。彼は数時間は居たような雰囲気。

18年前のプノンペンで
客が残した料理を許可をもらって集めている乞食が
残飯とコーラを同じ袋に入れていたのを目撃したとき以来の衝撃だった。

別の日。
取引先の近くにある商業ビル。
出口から出ようとすると警備員に止められる。
このビルはよくVIPが出入りするので、
まあいつものことだなあ、と立ち止まっていると
テレビで見たことのある女性が
SPを従えて私のほうへ向かってくる・・・・・・
一瞬だが、SPより近くまで接近。
なにがなんだかわからないまま、前を通り過ぎられていった。
別方向から来たタイ人は、止められることもなく
この方とすれ違うことに。
その後、彼が「ト、トックチャーイ」とこぼしていたのが耳に入った。
そりゃそうだよな、前触れなく来られたんじゃ。

まあ、過剰な警備よりは親しみが持てるけど
やっぱり突然お目にかかると、やっぱり焦ります。