12/26 BRAHMAN presents "tantrism vol.7"@Shibuya O-EAST feat.BRAHMAN / NUMB / toe

昨年の12月26日にブラフマン主催のイベントに行ってきました。
今回出演したバンド、NUMB,toe,BRAHMANと本当にどのバンドもカラーが違う組み合わせとなった。
また、O-EASTはよく行くライヴハウスですが、このハコの作りから言うと、ライヴを体感するには最適でオーディエンスはかなり白熱した状態になった。

それでは、ライヴのときのことをざーっと振り返ってみたいと思います。
O-EASTには、16:30頃、到着した。
17:00開場。
中に入り、まず物販にて、今回のtantrism vol.7のTシャツを1枚ゲット。
その後、ロッカーに荷物を預けてから、ドリンクチケットを交換。

待ち時間、ブラフマンのライヴは2組のバンドの後と言うことで、フロア内にはそこまで人はいなかったと思う。
まず、トップバッターのNUMBですが、フロアの前側は男衆で群がり、NUMBのバンドTシャツを着たハードコア好きが集まって来る。

そして、18:00にライヴが開始する。

激しく切り裂くような爆音とともに、フロアの前側のオーディエンスは、ハードコア独特の匂いを醸し出しながら、腕をぶんぶん振り回しながら、大暴れする。
NUMBはライヴ中、よく喋っていました。オープニングアクトにも関わらず、オーディエンスの体を和らげるために、積極的にこの日初めて観るオーディエンスに語りかけながら、場を盛り上げて行く。
これまで国内のハードコアシーンで先頭を切って活動して来たNUMB。
今もなお、アクティヴに活動しているわけだが、今回のライヴではNUMBを知っている人、知らない人関係なく自分達の音楽を表現し切っているのは頼もしい。
そして、「女の人たちもここで思いっきり踊って(暴れて)下さい。」と言うと、女性客からやや、ひかれ気味の視線を感じ、再び言い直して「今、言ったのは冗談だからね。危ないので暴れるのは男の人に任せます。」と言い、最初から最後まで、気迫溢れる演奏をし、最高のテンションでホールを盛り上げて行った。

NUMBのライヴが終わるとフロア前方の客層が、がらっと入れ替わり、女性の人も結構前へ来る。
toeのライヴが始まると、これまでの激しさから一転して、一音一音畳み掛けるように、ダイナミックで透き通るようなインストのサウンドがグルーブ感を持って、オーディエンスの心にしみ込んで行く。
ブラフマンのライヴを前に、オーディエンスは体力を温存している感もあったが、こうしたtoeのライヴ前後の激しさの合間にオーディエンスに音を通して訴えられえる力は大したものだ。

そして、toeが終わると、いよいよブラフマンの出番にO-EASTのホール内はぎっしり人で埋まる。
そして、緊迫感が漂う。

SEがかかり、オーディエンスは前へ雪崩れ込み、そして1曲目“From My Window”で一気に、ホール内のテンションが上がって行く。

いつものようにモッシュ・ダイブの嵐で、前・後ろ関係なくホール内オーディエンスは大暴れの状態。

これまで自分が行ったワンマンに比べると、演奏された曲は多少少なめではあったものの、セットリストは新曲を含めて、全体的に新旧バランスのとれたものとなった。

“PARAGRAH”が演奏された後、SPECULATION⇒THE VOID⇒SEE OFF⇒Handan's Pillow⇒DEEPと怯むことなく、フロア中、ハイテンションの状態が続く。
曲間がなく、ブラフマンのライヴはすり抜けて行く。

ブラフマンのライヴに関して言うと、トシロウは殆ど喋ることなく、曲の合間なく、次々に演奏して行くスタイルはいつもと同じで、1回1回のライヴで手抜きなしに、その日、足を運んでくれたオーディエンスに音楽を通して全力投球でぶつけて来る。
本当にブラフマンはオーディエンスを裏切ることはないため、ファンとの絶大なる信頼関係が音楽、ライヴによって、築かれているのだと思う。

この日のトシロウも、ヴォーカルの状態、そしてバンドの演奏の状態、そしてステージでの動きっぷり、どれをとっても最高の状態で本当に脂に乗っていたと思う。

NO LIGHT THEORY,CHERRIES WERE MADE FOR EATING,BEYOND THE MOUNTAIN,逆光,A White Deep Morning,ANSWER FOR...,LOSE ALLとライヴの定番曲を次々と披露し、本編最後に新曲を披露し、最初から最後まで、ステージ・フロアともに高いテンションが貫かれていたと思う。

本編が終了し、10分くらい時間をおいてから、再びステージに戻って来る。

アンコール時は、トシロウは上半身裸の状態で汗まみれになって歌い続けて行く。
アンコールは4曲演奏され、Let's get Another Place⇒THAT'S ALL⇒THERE'S NO SHORTER WAY IN THIS LIFE⇒BASISと続いたが、特に最後の2曲はやばかったです。

そして、BASISが終わって、ブラフマンのメンバーがステージを去った後でも、しばらく多くのファンがフロアに居残り、アンコールを求めたり、歓声をあげていた。


次のブラフマンのライヴに参戦するのは4月のパンクスプリングになりますが、ブラフマン初のパンスプ出演と言うことで楽しみにしています。(⇒注、2011年のパンクスプリングは震災の影響により中止になりました。よって、ブラフマンのパンクスプリングは実現しませんでした。)