今週よく聴いた旧譜の中からスカのバンド2組をセレクトしました。


まずはKEMURI。


KEMURIは1995年に結成されたスカパンクバンド。

2007年に解散するが、2012年のAIR JAM 2012に出演し再結成が発表された。


KEMURIは1stの「Little Playmate」、2ndの「77 Days」で知名度が上がり、広く知れ渡るようになる。


この辺りのKEMURIは知っているけど、再結成後のKEMURIはあまり聴いてないと言う人もいますが、これまでKEMURIのライブに参戦して来て、1stから現在に至るまで、もしくは、2000年以降聴き出して、一貫はしてKEMURIを支持している人が多いのも確か。 


KEMURIのバンドのアティチュードはPMA(Positive Mental Attitude)、肯定的精神姿勢で、何事も前向きに捉えて、何が良くて何が悪いかと言うのは、絶対的になく、自分自身の判断によると言うもの。

KEMURIの本質はパンクロックであるけど、ギター、ベース、ドラムの編成に、サックス、トロンボーン、トランペット等ホーン隊が加わり、スカのリズムも加わる。

パンクロックのエネルギーから激しさや速さもあるのですが、KEMURIはメロディックでメローな要素が多大にあり、速い曲からミディアム、スローな曲と幅広いです。

サウンド面だけでなく、バンドのアティチュードのPMAが象徴しているように、メッセージ性の強いバンドです。


さて、再結成後のKEMURIは、数々のアルバムを発売して、また精力的にライブを行ってきました。

再結成後の数々のアルバムの中でおすすめはこの3枚です。


RAMPANT


F


FREEDOMOSH


RAMPANTは速い曲も多いですが、Fはミディアムなトーンでアルバム全体貫かれています。

FREEDOMOSHもアルバムのコンセプトは「もっと自由に、もっと混ざって、もっと暴れて」とはありますが、曲調が激しいと言うわけでなく、メローな曲が多く、聴きやすい曲が多いです。


初期の2作品が2017年にリマスターされたときに買い直したものですが、実際には2作品だけでなく、3rd以降も購入していました。



KEMURIは一生聴き続けるバンドの一つです。


もう1組のバンドはThe Specials。

スカは1950年代から1960年代にかけて生まれたジャマイカの音楽ですが、1977年に結成され、1979年デビューシングル「Gangsters」をリリースして、スカにエネルギッシュなパンクを融合させた2トーンスカを世に広めたバンドThe Specialsもよく聴いていますね。

イングランドの白人・黒人混成バンドですが、その辺りも多様さを感じます。

KEMURIもスペシャルズの影響が強いです。

スペシャルズの1st「The Specials」ですが、CD2種類持っています。




ただ、前者と後者の2015年にリマスターされた音質が異なるため雰囲気も違って感じるんですよね。


前者はCDらしく音のシャープさがあるのですが、後者は音域が広がっていて、アナログな印象も受けます。

確かに前者はライブの音と少しかけ離れている感はあります。


ライブは単独には行ったことはないですが、フェスには2回あります。

2009年のサマソニと2012年のフジロックです。

どちらも良かったですが、サマソニの方がマウンテンステージで屋内のライブだったため、くっきりしていて、スペシャルズの世界に堪能出来ましたね。

またエルビス・コステロ〜スペシャルズの流れも最高でした。


ただ、後追いなので、アナログ盤を持ってないので、欲しいですね。


いずれ購入します。


デビューアルバム「The Specials」は名曲揃いです。

後者のリマスター盤はいきなり1曲目にシングル曲「Gangsters」をボーナスに収録してしまっているのもあり印象が変わっていたりします。

アルバムの1曲目はそのアルバムの印象に左右しますが、アルバムの最後でなく、最初に持って来ているのも面白いです。


スペシャルズも一生聴けるバンドの一つですね。


YouTubeを貼り付けようと思ったのですが、システム上で不具合が生じて貼り付けられないので、今日はこれでお開きとします。