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「屋根の上のヴァイオリン弾き」 (原題: Fiddler on the Roof)

 

 

日本でも舞台で何度も上演されてますね、主役のテヴィエは故・森繁久弥さんの当たり役で長く出演されてました。

 

私は3代目テヴィエの西田敏行さんのときに見た記憶あります、それが一番最初の「屋根の上のヴァイオリン弾き」

 

正直、背景のロシアのユダヤ人社会の知識が全くなかったせいか当時の私(うーんと小さい子供←ちょっと嘘)には分かりにくかったです。 でも、西田さんがまた芸達者で面白かったし、テヴィエの娘たちとの絆や別れには泣けたー 父娘もの、ファミリーものとして見てたのねーほんと、子供の見方でした

 

 

今映画を改めて見直すと、歌も素晴らしいし、ユダヤ人村の雰囲気がすっごく印象的。敬虔なユダヤ教徒たちと、帝政ロシア、差別、圧迫、政治の側面が重苦しい。元々のテーマがそうだったんだろうけど。

 

 

可愛く(不気味かも(;・∀・))出てくる、タイトルロールのヴァイオリン弾きが救いです

 

いや、もの悲しいケドね・・・ 屋根の上でバランスとりながらヴァイオリン奏でるのは伝統だからって。

 

科白の端々に「ユダヤ」が出てきます、「Jesus Chryst killer (キリスト殺しのユダヤ人)」とか。 

ユダヤ人村は時のお上に破壊され、娘たちはそれぞれ巣立っていき、テヴィエはアメリカに向かうラストシーン、「ディアスポラ」 (教義: 世界各地に散っていったユダヤ人)というよく言われるフレーズが思い出されました

 

Diaspora (ディアスポラ) もともとは「まき散らされる」という意味だそうだけど、その響きになぜだかこわいっていうか、畏敬の念を覚えてるのはどーしてかなー・・・私異教徒だからか・・(←どーでもいい思案 

 

 

やはりあと数回ビデオ見てから断捨離しよ。この分ではテープ処分に相当時間かかりそうですσ(^_^;)