日記より 1 | 闘病日記 by moppu

闘病日記 by moppu

何処にでもいる、つまらない男の生きた歴程。
長い間の御厚情に感謝します。

窓の外へ何時も来ている雀が、窓を開けたら部屋の中に入ってきた。


机の上に置いてある、ベランダに蒔くためのパン切れを啄んでいる。


驚かせないよう、机に近づいてみた。


私が近づいてきたのに気づいたようだが、


私のことを気にもかけず、一心不乱に啄んでいる。


悪戯心でパンの端を引っ張ってみると、少し怯んだ様子を見せたが、


またパンを啄みに近づいてきた。


満足したのか、しばらくするとまた窓から空へ飛んでいった。


野生の雀は人には馴れないはずなのに・・・。


不思議な雀だ。


ひょっとしたら、誰かに飼われていたのかも・・、等と思ってみた。


今日も、相変わらずの一日が始まる。。


主治医に何を言われるやら。


柄にもなく、あの雀のように空を飛べたら等と思ってしまった。