天宮視子 シリーズ

ひとみ翔 著
友人の天宮視子さんが、霊能者として段々成長していく実話まんが。

プロで完成された技を駆使して活躍している方より、失敗もありつつ試行錯誤して成長していく様が見て取れて面白い。
途中から各話毎に解説座談会録がつくようになって、まんが以外でも内容が補完されている。
まんがを描いているのは霊能者本人ではないので、描く側の理解力と霊的感度の読み取り力とかで中身の差が出る。
依頼者の身バレ防止や、詳細を描けないところが多くてぼかしているから、どういう意図で描くかとか、演出やお話のテーマによって面白さが違う。

気になるタイトルだけ、途中と最初の方2〜3冊kindleで買ったら段々霊能者として成長していくのが面白くて、残り大人買いした。
数年に一冊なので、10冊でも最初は1991年から最近まで結構な年数。
昔の分は紙では絶版状態なので、電子書籍。
先月出た最新刊が紙でしか出版されていなかったけど、今見たらkindleも出ていた。

割とテーマになっていること

基本的に、霊障でも本人に資質によって起こっているので、変わるきっかけになるかどうかは依頼者と関係している人達の心掛けも大事。
先祖から続く資質は引き継がれがち。
為政者の家系かどうかとか、自立度合いが違うので、同じ土地絡みの霊障でも受ける人や受けない人など出方が違う。

明るく前向きな健康で切り替えが早い方が、同調するところが無いので受けにくい。

自分で考えて行動する自由な生き方の方より、修行で辛いことをする方が自分で考えなくても良いこともあるので楽だったりする。

どんな存在でも、使われないこと。

中途半端になるなら供養や関わりは持たないこと。
時間や物理的な感覚が違うから、永遠を求められるとやりきれないので。
その時だけ同情、その時だけ供養や祀るなどの中途半端が後々酷いことになっている。
ついやってしまうというような、性格もあるので、物事の見極めと線引きを学ぶきっかけにはなっているのかも。

供養が必要でも、気持ちがこもっていなければ上手くいきにくい。霊能者任せではなく、当事者意識を持って自分で変えていこうと決意行動することは大事。

あと、狐などのケモノ系を使う呪術系統の人は、物に乗せて呪術を送ってくる場合もあるのでやたらと物をくれる人は注意。
(ガチの呪術師でなくても、物には残留思念が乗っているから縁を切るなら捨てるのもあり。)

等が、まとめて読んで良く描かれていた印象。
途中からサポートに、同雑誌掲載まんがの霊能者の方がついて相談にのったり同行することも多くなっている。
同行先輩霊能者さんのまんがは巻数も多くて手を付けてなかったけど、一緒に行った依頼の話が続きみたいになっているものはkindleで買った。
数話に渡る大仕事だったらしい。

住む土地、仕事先の土地はすぐには変えにくいので、土地の因縁や相性の悪さにジワジワと影響を受けてやられたり。
そもそも、そういうところは第一印象が良く無いはずだけど、何故か住んでしまう。
家族や団体だと1人1人理由もいろいろなんだろうけど、そこまで詳細には描かれていないので気にはなる。
一言では言えないし、プライバシーに関することもあるし。
そこに引き寄せられる要因があるのか、たまたま偶然が重なっただけか。
終わったら深追いしない方が良いこともあるので、観ないこともあるのかもしれないけど。


目に見えない領域の仕事は、何をどうやっているか脳内処理みたくなってるけど、使うエネルギーが多いとグッタリする。
時間にしてもそんなに掛かって無くても、どっと疲れて翌日以降寝込むこともあったので、読んでいて線引きが甘かったと反省。

特に、交換セッションだと雑談しつつアレコレ観るのも面白かったけど、本人の覚悟と自覚が足りないとダレる。

最近気になって買ったブラックダイヤモンドが、線引きに関して厳しめ。
クリアなダイヤモンドは、開けてて発光する明るさと強さがあるけど、ブラックは読めない...。
気難しいとかじゃなく、読ませないのでわからんとなる。
基本的にクリアと同じ資質はありつつ、自由には読ませないように、相手を選ぶ感じもある。
モリオンやスモーキークォーツより跳ね返す力が強いので、アクセサリーで着けているとキツイ印象になるかも。

気になってマイブームになっている石で、新たに知る波動域もある。
今は、そういう線引きや遮断の仕方を反映している最中。