大勾玉展 

大田区立郷土博物館にて (2022/10/16日曜まで)



1500点の勾玉が、勾玉の遍歴の解説と共に展示されています。

特別展のみ200円

(常設展は無料)


そもそも勾玉が小さいもので、ワンセット数十個のもあって、会場もそんなに広くはないけど、

まとめて勾玉だけ見ることがまず無いので圧巻だった。


東京国立博物館から借りてきたものもあったけど、地方都市の教育委員会っていうのが多くて、普段展示してあるものなのか、違うのか。

そういう日本各地に保存してあるものが、これだけ集まったのは珍しいのかも。

日本全国の勾玉中、5%が集まってるそうです。(公的なところに保管されているもののうち?)


チラシにもある宝萊山古墳は、多摩川沿いにある多摩川台公園にもなっている古墳群の端にある。

地方豪族の古墳らしい。

(宅地造成して半分くらい崩しちゃってる。すぐそばが田園調布なので、土地の需要は高そう。)


歴史的に有名じゃない人の古墳は壊されがち。

ちょっとした跡地が看板とともにあるだけで、発掘後は住宅地になっている。

多摩川台公園だけでなく、等々力渓谷近辺や川を挟んで川崎市横浜市に掛けてそこそこ古墳跡地が残っているところもあるけど、公園になったり学校になったりしている。

学校になったところは、発掘して、名残で多少小高くなっているけど古墳の跡形もない。


勾玉も時代と共に流行があって、形や素材も変わっていってるのがわかりやすかった。

服飾品や副葬品として流行らなくなって、途絶えたようでいて、何かしらで利用されていたり作られて今に至るまで全く廃れることなく残っている。


とはいえ、文字や絵の詳細な当時の資料は残っていないので、古墳のほかの埋葬品、土偶の形状などで推測するようなものらしい。



この連休は会期が終わりが近いこともあって、昨日は混んでいた。

入場制限があるので、定員を超えると外で待たされます。

美術館系の狙い目時間は昼前と夕方なので、12時くらいに行ったら待ち人数3人、12-3分くらいで済んだけど、2時前に出たら外に20人以上は並んでたかも。

朝一、午後一は混む。


とはいえ、入場制限で展示室内は空間に余裕があって快適でした。


オリジナルグッズや常設展もあったけど、今回見る暇が無かったので、興味ある特別展があったらじっくり見たい。