昼、自室で久々にがりがり絵描いてたら選挙投票に行った親父からTELが。
 
 
 
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~♪
 
ピッ
 
私「何~?」
 
父「お前今日どこも出かけへんよな?」
 
私「行かへんよ~」
 
正直話すのが怠い私。
 
自然と話し方がダラダラになる。
 
父「お母さんの誕生日プレゼントに花買ってトモキとコハルに渡させるから後で一緒に来い」
 
私「はあ…」
 
それ選ぶの私じゃなくてちびっこに直にさせたらいいんじゃないの?
 
3歳児と5歳児でもそれくらいは出来る。
 
でもここで言ったらうっとうしいこと言われそうなのでスルー。
 
これで用件は終わりかと思えば次の発言にア然。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
父「で、8万円貸してくれ
 
 
 
ボキッ(シャー芯の折れる音)
 
 
 
私「…………8万なんて下ろさな無いけど」
 
なんだ8万て。
 
この金額2回目だぞ。
 
父「花買うときATMで下ろしたらええやん
 
 
 
ええやんて人事のように…っ!!
 
 
 
私「あーハイハイ分かりましたー(怒)」
 
 
 
 
 
 
その後一時帰宅した親父と共にショッピングセンターへ。
 
そこに行くまでの間の会話は進路の事ばかり。
 
しかし私が聞きたいのはそんな事じゃない。
 
いつまでも進路の事を話し続ける親父の言葉を遮るように言う。
 
 
 
 
私「てゆーか8万なんて何に遣うのよ?」
 
花代にしては明らか多過ぎる。
 
父「誕生日プレゼントに決まってるやん
 
 
 
 
……………はい?
 
私「え、全額?
 
父「うん。
 
私「ちょっと待て!!!仕事関係なら未だしもプレゼント買う為に何で私の金を遣うんだ!!!!
 
父「いやー給料入ってるハズやってんけどさっき確認したら入ってなくて
 
私「意味分からんわ!!!
 
力いっぱい親父の腕を叩く私。
 
父「痛いねん!!態度悪いな!!」
 
私「あぁ!?当たり前やろ!?なんでそっちが母さんの為に買うプレゼントの代金を私が出してんのよ!?それも8万て!!これバイト2ヵ月分の金額ですよ!?
 
父「利子付けるからええやん!!!」
 
私「ほう…利子ねえ…ちなみにいくら?千円二千円とか言ったら殴るで」
 
父「1万でどうや?」
 
私「…交渉成立」
 
 
 
ATMで金を下ろす私。
 
あぁ…残高が10万切ったよ…
 
私「はい、8万。給料2ヵ月分の8万をどうぞ
 
まだ腹が立つのでネチネチと言う。
 
父「お母さんに金貸したとか言うなよ?
 
……綺麗な部分だけ見せるつもりかコラ。
 
私「絶対言ってやる」
 
父「言ったら利子ナシな
 
あぁそうですか!
 
なら返して貰った後に告げ口してやるからな!!!!
 
 
 
 
 
でもこれで一時的に私が親父の上に立てる。