MLBが開幕して約1ヵ月が経ちまし

たが、すでにいろいろなことが起こ

って、取り上げきれないほどです。

開幕当初、大谷翔平は40打席以上も

ホームランが出ず、少し心配されてい

ましたが、ドジャース移籍第１号を打

った後は例年の4月以上に順調な滑り

出しです。

つい先日は、松井秀喜のMLBにおける

日本人最多ホームラン175本を超えて、

球団史上最速記録となる191キロ/hの

第6号を放った翌日は、2塁打を3本も

打って打率.371、同僚のベッツを超え

て瞬間的に首位打者となり、現在も最

多安打と首位打者争いをベッツと繰り

広げています。

ちなみに現在、本塁打数では元同僚の

マイク・トラウトが10本でトップ。両

リーグで二人同時にホームラン王にな

る可能性も少なくなさそうです。

ただし、相変わらずエンゼルスは例年

どおり、高給取りのレンドンが故障し

て離脱。次第に負けが込んできました

…エンゼルスのファンにはお馴染みの

アデルも相変わらずやらかしています

（余裕で盗塁に成功したのにベースを

走り抜けてタッチアウト。監督も会見

で「恥ずかしい…」と絶句）。笑わせ

てくれます。

デビュー戦の1回5失点で前途多難に見

えた山本由伸投手は、6回無失点で2勝

目を挙げ、防御率も3点台まで戻しまし

た。ドジャースの首位堅持には絶対必要

不可欠な戦力なので、これで非難の声も

少しは収まるでしょう。

 

一方、開幕から予想以上の大活躍でビッ

クリなのが、今年からシカゴ・カブスで

MLBデビューした今永昇太投手。すでに

3勝を挙げ、防御率は1点台。デビュー戦

から3試合は無失点でした！…WBC決勝

戦の先発投手に対して失礼ながら、これ

ほど良い投手とは思っていませんでした

…是非、新人王を狙ってほしいですね！

ただし、カブスは好調だった鈴木誠也と

ベリンジャーが相次いで故障離脱。主軸

二人を欠いて早くも正念場です。

 

ダルビッシュ有が故障離脱したパドレス

では、移籍1年目の松井裕樹投手が現在

まで、MLB最多の中継ぎ登板数で毎日の

ように出てくる活躍を見せています。い

ずれはパドレスの守護神になるでしょう。

一番心配なのは、レッドソックスの吉田

正尚。レフトの守備位置を取られ、指名

打者で打率2割台前半、本塁打2本では、

やはり物足りず、レギュラー落第の危機

です。彼の守備がヘタだと思ったことは

ないんですけどねえ…打棒爆発で見返し

てほしいと思います。

最新情報では、東京駅八重洲口の地下街

にドジャース公認の大谷翔平おみやげ店

が、ゴールデンウィーク限定でオープン

し、連日行列ができているそうです。

今や大谷翔平関連の記念グッズはオーク

ションでも高騰しているらしく、ドジャ

ース移籍後初ホームランボールは10万＄

（1,500万円以上）の価値と言われてい

ます。

このボールをゲットした女性は、球団職

員にすぐ連行され、大谷のサインボール

やバットや帽子と半強制的に交換させら

れたことから、球団職員の対応を問題視

する記事が出ました。

さらに、記者会見で大谷翔平が「ボール

をゲットした人と会って話し、交換して

いただけることになったので…」と話し

ていたのを通訳が「私が会って話し…」

と英語に意訳してしまう大チョンボで、

「せめて大谷翔平と会いたかった」とい

う女性の発言から、「大谷は嘘つきだ！

…」と大騒ぎになりました。

日本語の話し言葉では、主語がないこと

が多く、これを新しい通訳が理解できて

いないとなれば大問題です。これからも

同様の翻訳による事実誤認が問題化する

可能性はあるでしょう。

慌てたドジャース球団は後日、移籍1号

ホームランボールを拾った女性とその夫

が大谷翔平と直接会えるよう球場に無料

招待し、騒ぎは事なきを得ました。

当然、これでファンは大満足でしょう。

もともと10万＄が欲しくて大谷翔平の

ホームランボールを拾ったわけではない

のですから…実際、とても笑顔ですね。

大谷翔平のホームランは、その当たり

の破壊音、速さだけでなく、なぜか私

も含め、多くの人を笑顔にする魔法を

持っているようです。