本の紹介3豊田有恒 / 古代史を彩った人々 以前読んだ本で、自分の尊敬して止まない海音寺潮五郎氏が「同じ史料をもとにしても、解釈次第で全く逆の評価が下せる」という風なことを仰っていたことを思い出す。 たとえばこの本では上宮王家滅亡事件に触れているところがあるが、我々が受験日本史で学んだそれとは大いにニュアンスが異なっている。