11月。

電話で話した。

私の誕生日の1週間後。


翌日の朝、彼女の母親から電話。

「愛が死んだの。」

「どうして!?」

「自分で、飛び降りたの。」


泣きながら男友達に電話した。


人形みたいに透き通った肌。死に化粧で紅く艶やかな唇。

まるで眠っているようにしか見えない。

けれど、死んでいる。

通夜には思わぬほどの人が集まった。


僅か、19年の命。

彼女からの手紙。永遠の宝物。


苦しみもがいた2人だけの秘密。