またまた、ひどいニュースを見つけてしまいました。

こういうニュースを取り上げるたびに、滅入ってしまうのですが、

今日は久しぶりに書いてみようと思います。


大嫌いな「毎日新聞」より引用

福島市内の県道で11日夜に起きた交通事故で負傷した79歳の女性が、
救急搬送の際に市内4病院から受け入れを断られ、病院搬送に約1時間
かかっていたことが分かった。女性は事故の約6時間後、外傷性脳挫傷で
死亡した。
福島消防本部は

すぐに病院で治療を受ければ助かったかもしれない

としている。

以上、引用終わり



はぁ、また訳のわからないことを・・・しかも消防本部がそういうことを言うか??

福島消防本部は完全に医者の敵、ということですね。


これで、将来の就職先から福島市が消えました。

もっとも、福島での産科医逮捕以来、福島県には行ってはいけない、と

思っていましたが。



それにしても、この「消防本部」は何を考えているんでしょう。

同じ医療サイドの人間として、耳を疑う発言です。

こんな発言をすれば、いかにも


病院ですぐに治療しなかったから助からなかった


と取られるに決まっています。もっとも、あの毎日新聞のことですから

そういう趣旨で記事を書いているんでしょうけど。



もう少し早く病院に到着していれば助かったかもしれない。

あのとき、違う治療をしていれば助かったかもしれない。


そんな「たら、れば」で医療を語っていては、福島県から

本当に医師がいなくなりますよ。



福島消防本部には、この言葉を贈りたいと思います。



消防隊が病院を早く見つけることが出来ていれば、助かったかもしれない