皆さんは、噂の東京マガジンという番組をご存知でしょうか。

今日、たまたまこの番組を見たのですが・・・

というよりも、番組欄を見て絶句したのです。


 「たらい回し!救急病院過酷な現場…医師不眠36時間」 


いまだに「たらい回し」という言葉を使っているんですね。

一昔前に、新聞などのマスゴミが

「妊婦たらい回し」などという表現をしていましたが、

医師からの抗議を受けたせいか、最近ではあまり

「たらい回し」という表現をしなくなったな、と思っていたところです。


ところが、この番組では番組表だけならず、番組内でも平然と


「たらい回し」


という言葉を連呼していました。





次に出てくるのは、実際に番組内であった発言です。



地域の医療崩壊が進んでいる原因の一つとして、勤務医が開業に

逃げている現状を受けて・・・


森本毅郎とかいう司会者は

「割に合わないからって、開業に逃げるのはどうなの?

結局、医療崩壊の原因って医者のモラルの問題もあるんでしょ」




そうですか・・・

救急医が36時間連続で働いていると番組内で取り上げて

おきながら、勤務医を辞める医師はモラルがない、と

おっしゃるわけですか。

医者のモラルは過労死することのようですね。



「医者の中でも忙しい人とそうでない人の差が激しいんだよ。

ゴルフ場に行けば、結構医者がいるじゃない」



そして、ゴルフ場に行くヒマもなく働かなければ

ならないわけですね。1日も休まず働くことが

医者のモラルなようですね。

まぁ、マスゴミに飼いならされている無能な司会者には

ゴルフ場に行く暇もあるのでしょう。


「病院のコンビニ化って言葉は嫌いだね。共働きで

日中受診できない人間もいるんだから、病院は夜やってて

当然だろ。」



・・・もう言葉もありません。

そして、隣に座っているだけの小島奈津子とかいう女は



「むしろ、病院もコンビニ化してほしいですよね」


なんですか、このバカ女は。


「子どもが夜中ぐったりしていたら、病院に連れていきますよね」


本当に夜間病院に来る子どもは「ぐったり」なんてしていません。

ただただ「発熱」しているだけです。「咳」が出ているだけです。

たったそれだけのことで受診しているんですよ。


さらに、バカ司会者は続けます。


「町医者(開業医のことでしょうね)は、夜行っても

診てくれない。昼間行っても、ちょっとややこしいと

病院行ってくださいといって、投げ出される」


これが60年以上も生きてきた人間の言うことですか。

開業医は夜もゆっくり休めないんですか。

詳しい検査や治療が必要な患者を総合病院に紹介することが

そんなに不満なんですか・・・呆れて何もいえません・・・





そして、井崎脩五郎というコメンテーターは

「大学病院とかって結構な額の税金がつぎ込まれてるでしょ。

税金のおかげで医師になったんだから、辛いから開業とか

そんな勝手はダメ。ちゃんと制限しないと」



はぁ、井崎脩五郎とかいう人間は偉そうな顔をして

コメントしていましたが、調べてみると単なる

競馬予想する人間でした。こんなギャンブル好きなだけの

低脳な人間がなにを偉そうなことを言っているんでしょうか。

そもそも、医師を養成するのに大金がつぎ込まれている、と

いうような都市伝説を信じ込んでいる時点で、いかに

頭の悪い人間かがわかります。



そのあとも、バカ司会者は病院が24時間やってないのは

おかしい、と発言していましたが、司会者達とは対面して

座っているコメンテーターの一人が、ボソッと

「病院の先生も休まないといけないですしね」

と発言していました。

番組を通して感じたのですが、医者叩きに躍起になっているのは

司会者と隣りのバカ女と馬オトコだけで、

対面して座っているコメンテーターたちは、医者も大変だという

雰囲気でした。

しかし、バカ司会者が周りの声を掻き消すように、大きな声で

自分の発言を押し通すものだから、番組自体が医者叩き一色のような

感じになっていました・・・


また、いろいろな医師にインタビューをしているのに、その発言が

全く参考にされていないことにも驚きました。

日本救急医学会の理事の方が



医師という有限の資源をうまく使わないといけない



と話しているのに、わざわざインタビューしているのに、

バカ司会者やバカ女は、24時間365日いつでも

何か少しでも困れば病院に行くんだ、それができない

社会は不健全だ、とまで言っていました。


きっと、番組を見ていた医師全員が突っ込んだでしょうね。


「お前のその思考のほうが、よっぽど不健全だ」


とね。