ワーファリンという厄介なもの | 人生はrhapsody~ひたむきにメロディを奏でる ~

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肺高血圧のこと ぼやいて ほざいて
やがて 笑って受け容れるべく 
騒がしい毎日。

あぁ、ゴールデンウイークは入院だ。

籠の鳥。

開かない窓ガラスと、その向こうの防鳥ネット。

そこから眺める上3分の1しか見えないハーバーランドの観覧車。
朝日に輝く神戸の海、夕日が沈む神戸の山、そして神戸の空。

MEA(マイクロ波子宮内膜焼灼術)を受ける。
循環器内科の先生方を困らせ続けたヘモグロビンの値。一晩で「3」も下がるほどの激しい波を繰り返す数値。やっと解放される。

普通の人なら3,4日の入院で済む。いや、MEAを受けなくても薬物療法や他の手術を選択することもできる。

しかし、血栓のできやすい私には、血栓ができやすくなるとされている薬物療法は「ブブー」なのだ。そして、出血を伴う手術も避けたいところ。ということで、MEAの選択となった。

それでも念のために、ワーファリンを止めることとなった。婦人科の先生と循環器内科の先生が協議してくださった。

ワーファリンを止めるには、点滴のヘパリンに変える。ワーファリンが体から抜けるまで約一週間、そしてMEA後、ワーファリンの効き目が出てくるまで一週間弱。この間、ヘパリンを点滴するため、入院となる。外出も外泊もできない。

そっか、最初の一週間は、点滴だけだ。だから、ゴールデンウイーク中なのだ。きっとそうだ。病室も開いているのかな。

5月2日の入院に決まった。

仕事の段取り、休まなければならない会議の「ごめんなさい」電話。受講予定の研修会欠席連絡。無料法律相談会の当番相談員も引っかかる。担当者への「ごめんなさい」電話、じぇじぇじぇ、車検と重なるじゃないの。こちらも変更してもらわなきゃ。


入院中、仕事と本と映画DVDを持っていこう。お気に入りのボディクリームとシャンプー、試供品でもらったパックも持っていこう。

そして、夜の病室で自分を深く見つめてみよう。

どうせどこへ出かけても人ばっかりなのだから、入院もあり!

籠の鳥だって住めば都なのだ。


幸せを運ぶ鳥