レインシューズと朗読本とキットカット | 人生はrhapsody~ひたむきにメロディを奏でる ~

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肺高血圧のこと ぼやいて ほざいて
やがて 笑って受け容れるべく 
騒がしい毎日。

雨ふり。






お気に入りのレインシューズで出かけよう!

大好きな、とある朗読本、CDブック付絵本として販売されている。

入手したくて、出版社にまで問い合わせたが、在庫なしの状態だった。アマゾンで中古品が定価の10倍 |д゚) で出ていた。

今日、定価の4倍で中古品が出ているのをアマゾンで見つけた。



病室で何度も何度も聞いた朗読本。

以前、3冊持っていたが、友人にさしあげているうちに、私の分が無くなってしまった。

無くなってもよかった。もう、私は、この本がなくても大丈夫!と思ったから。



二年前になる絶賛カテーテル治療中の日々。

そんなとき、この朗読本は、私を現実から逃避させてくれたり、現実に引き戻してくれたり、神経伝達物質のような役割をしてくれた。

夜中に病室を抜け出し、デイルームの殆ど開かない窓から眺めた神戸の夜景。
半円だけ見えるハーバーランドの観覧車。


BGMのように、朗読本を何度も何度も聞いているうち、東の空が白んでくることもあった。
東雲( しののめ ) の空。言葉どおりの空を見ながら病室に戻ったあの日を思い出す。

当直の看護師さんも、眠れない私を、そっとしておいてくれる。
私は、手のかからない患者グループにはいっていたのだと思う。
朝の採血時に、さりげなく眠れていないみたいだけど?と聞いてくれた。
夜景がきれいだし、読んでいた本が面白かったので、眠りたくなかったんですと答えた。今晩からは、ちゃんと眠りますと、心配かけてごめんなさいの意味も込めて付け加えた。

当直の男の子看護師さんは、私の顔を見て、オッケーと言い、心配顔から笑顔に変わったあの日。

やっぱり、手元に一冊残しておこう。

定価の4倍中古品をクリックして、カートに入れた。




そして、がらりと話は変わって、プレミアムな キットカット (*^^)v

もはや駄菓子ではない!