私は小さい頃から自然と手芸が大好きでした。
今日は、私がなぜ手芸をするようになったのかを書きます。
今思うと、理由は2つある気がします。
1つは、母が手芸好きだったこと。
もう1つは私があまり活発な遊びが好きじゃなかったこと。
私の母は、刺繍、編み物、ミシン、パッチワーク…と、
どんな手芸も一通りできる人でした。
私は手芸が得意ですが、学校の家庭科の授業以外、
例えばカルチャーセンターなどで習ったことはありません。
ほとんどすべて、手芸は母に教えてもらいました。
あまりにもいろいろやったので記憶が曖昧ですが、
一番初めはたしか、フェルトでカードケースを作ったような…
小学校2年生くらいだったと思います。
2枚のフェルトを刺繍糸でつなぎ合わせて、
入れ口をボタンで留めるようなシンプルなもの。
でも、フェルトを縫い合わせるのに
ブランケットステッチをやったり、
初めてボタン付けをやったり、
今思えば、小さな技術が含まれていたんだなと思います。
そういえば、図書館のカードとテレフォンカード(古!)を入れていました。
時代を感じますね。
その後、ハンカチに刺繍やアップリケをしたり、
かぎ針でマフラーを編んだり、
パッチワークのポーチを作ったり、
スカートを作ったり。
全部母とやりました。
私は一人っ子だったので、家にいる時は必然的に母と遊んでいました。
ここで私が手芸にハマったもう1つの理由が出てくるのですが、
私とにかく活発な遊びに興味がなかったんです!
例を挙げると、
▶公園の遊具で遊ぶのの何が楽しいかわからなかった
(ジャングルジムとか登ってどうするの?と本気で思っていた)
▶友達と鬼ごっこするのも嫌い
(逃げるのも嫌だし追いかけて捕まらないのも嫌。スリル感とか嫌)。
▶ゲームは親の方針で持っていなかったし、たぶん持っててもハマらなかった
(スピード感についていけない)。
▶遊園地やディズニーランド興味なし
(ジェットコースターとか乗るくらいなら死んだ方がマシ。あとキャラものが嫌いだった)。
こんな調子だったので、ゆっくりお散歩したり、
家で本を読んだり何か作ったりするのが好きなタイプ。
正直同年代のお友達と遊ぶのは苦痛でした。
私、おばあちゃんみたいな子どもだったのです(笑)
ただ、家にばかりいると周りから浮いてしまうのはわかっていたので、
子どもながらにバランスをとって遊んでいました。
楽しんでいる振りをしたこともあります。
だから、家で母と好きな手芸をできる時間は、
偽りなく素の自分でいられる至福のときだったんだと思います。
元々の内気な性格と、母の趣味が手芸という環境が
うまく合っていたんですね。
もし他のお家に生まれていたら、どうなっていたんでしょう?
手芸に出会えたかは謎です。
母の元に生まれて良かったなぁと思っています。
話は逸れますが、
私も娘を妊娠したとき、池川明先生の胎内記憶のお話を聞きました。
〜子どもは親を選んでやってくる〜
私自身、手芸好きで一緒にやってくれる母を選んで生まれたのかもしれません。