天使が見た夢 LA VIE REVEE DES ANGES



tensi



はやくに目が覚めたから、ティ・オレ飲みながら、DVDでのんびり。
これは何度も見てるけど、時々なんとなく見たくなる。
すごく繊細な、でも濃ゆい空気の、フランスっぽさがすき。



自由で、ふらふらと野良猫のように暮らしているイザは
病院で眠り続ける知らない子に話しかけることで、自分の安定を得る。
華やかでいつも反抗期、いまどきの女の子マリーは
自分の求める気持ちと現実の違いに、少しずつバランスをくずしていく。
ふたりの反対な性質の女の子が
出会って、重なって、恋をして、すれ違って、静かに流れて…



イザの大きくてまっすぐな目も、切れた眉毛もキュートだし、
マリーの、良くも悪くも!な女の子っぽさがもどかしい。

ふたりの不安定さとか、あやうさが、見ていてツライ。

でも、それがそのまま伝わってくるのがすごいと思う。


LASTはなんだか、

ひとりだけ ポツン と置いてけぼりにされたようなキモチになる。

切ないって言うか、胸にイタイ…


最初のほうで出てくる、イザが雑誌の切抜きで作ったPostCard。

なんか外国っぽいラフさがよかった。

マネしてみよーと。


こういう映画には、やっぱりフランス語のこもった音っていいなぁ。
もしゃもしゃもしゃ・・~ボン?(ボンだかなんだか知らないけど) って
つぶやくイザの声のあたたかさとか、マリーの少し湿ったような苛立ちとか。
ちょっと日本語にも通じる雰囲気みたいのがあるような。

ジャケット 「THE JACKET」



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ちょっと前に見た「ジャケット」

引き出しから未来に行くって聞いて、…ドラえもん?って思ったとかナイショ。



湾岸戦争の後遺症で記憶障害があるスタークス。
そのせいで殺人事件に巻き込まれ、精神病院に送られる。
そこで行われていた「治療」とは、身体拘束用のジャケットを着せられて、
死体安置所に閉じ込められるというモノ。
混乱と恐怖と錯乱の中、なぜか未来にタイムスリップしてしまう…



なに系?って聞かれると悩む。

SFでもないし、ミステリーでもないけど、SFでミステリーでもある。
なんで未来にいけるのかはもちろんナゾだけど、
ううん、この映画ではそれは全然気にならないんだけど。
きっと後でなんかあるんだ!って思う伏線ぽいトコがいっぱいなんだけど、
結局、あれ?ナゾのまま? みたいな。


ルーディの墓の意味は?なんで死んじゃってるの?
すぐ切り替わっちゃったから、いつ死んだのか字幕読みきれなかったし!
あとあと、
湾岸戦争の場面でスタークスを撃とうとする子供って、ババットじゃない?
現在の看護師の男はどうして未来では入院する側になってるの?
なんでベイカー医師はスタークスの死因を教えてくれなかったの??


私にはテーマ性はあんまり感じられなかったけど、おもしろかった。
気になるトコとか、ちょっと盛りだくさんに入れすぎた感はあるけど、
映画らしい、軽めに楽しめるお話でした。

ビック・バッド・ママ 「Big Bad Mama」



mama


公式サイトがよくわからない・・・あせる


「男はみんな豚野郎!殺せ!殺せ!現金全部かっぱらえ!

どうせ一度は死ぬ身体。明日のことは風まかせ。

とことん今日を生きぬいた、ビッグでワルな女たちの挽歌!」

っていうコピーで売られたらしい、1974年・ロジャー・コーマンのB級映画。

たしかに、うん。そんな感じ!


「甲斐性ナシに娘はやれない!」

いきなり次女の結婚式をぶっ壊してみんなで逃走!

お酒の密売をしていた叔父が警官の銃弾を受けて倒れて死亡・埋葬!

「天国じゃ必要ないでしょ」 そんな時もしっかり指輪は抜き取る!

しかも、代わりに密売人になるし!

神父を脅して持ち逃げするし!

銀行行っても強盗するし!

お嬢様を誘拐するし!

ホント、BigでBadなママなのだ!!



acutionあり、お色気あり、爽快感ありのバタバタ映画。

ありえない展開なんだけど、妙に一家が楽しそう。

姉と妹がキャキャ言いながらせくすぃ~sceneしてたり、

なにげにママがいちばんモテて、キレイだったり。
ママの悪女っぷりキスには敬礼!だけど、

なんだかんだで仲良しLove親子なトコは得意げ

Mamaって、女の子にとって、永遠の目標で、ライバルなんだよね。

女版「俺たちに明日はない」って感じなんだけど、

こちらも実在のmodelがいるらしーから驚き。

B級らしく、気楽にドラマ感覚で見れる映画。こうゆうのも悪くない。


今ならGyaO でも見れるみたいです。

私は回線弱いから見れないんだけど!むかっ

パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち 「Pirates of the Caribbean」



ぱいれ-つ


先に1作目「呪われた海賊たち」の方から。


賢く美しい総督の娘エリザベスと、海賊に襲われた船から助け出されたウィル。

大人になって想い合っていても、身分の差から素直になれない…

そんな時、エリザベスが海賊にさらわれた!

ウィルは、名高い(…?)ジャック・スパロウ船長を巻き込んで(巻き込まれて?)
彼女を助けに海へ出る!!

海賊たちの呪いとウィルの秘密、ジャック・スパロウ (…船長)の素顔って?



好奇心旺盛で聡明・もしかして一番オトコマエ!?なお嬢様エリザベス。

誠実で正義感あふれる好青年ウィル。

敵役なはずなのに、なんだか物悲しさを漂わせるバルボッサ。

そして、

ズルいんだけど、コミカルで憎めないキャラのジャック・スパロウ …船長。


どのキャラも活き活きとしてて、

Storyもジェットコースターみたいにテンポよく展開!

個人的には呪われた二人の下っ端海賊がすき。

あと、エリザベスのパパもかなりキュート!


読めるといえば、全然、余裕で、読める。

でも、その分、2時間半、背もたれに寄りかかって、安心して楽しませてくれる。

そう。「楽しい」って全身で期待してだいじょうぶな、

大作のいいトコをかき集めてできたような映画だと思う。


きっちりEndRollまで見逃すな!クネクネ。