「ラーメン二郎 三田本店」(☆☆彡)

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JiroMita

 麻薬的な魅力のラーメン。
 増殖を続けるラーメン二郎の本店が三田の慶応大学前にあります。
 すでに使い古されたフレーズ…「二郎という食べ物」。これを出す本家は今はなき「東池袋大勝軒」同様に親父さんが作るそれは別格の美味さのラーメンでした。

住所:港区三田2-16-4
電話:非公開
定休:日祝日
営業:10時~16時(売り切れ仕舞)

 お店はかな~り古い三角形の建物の1階。汚いと聞いていたのですが、決してそんなことはない。年月を積み重ねた重みをむしろ感じ、内装はきちんときれい。床がネチョネチョしたり、滑ったりすることはないし、カウンターも安心して触れます。
 歴史を感じさせる慶応大学関連のグッズの多いこと。かなりの人がここから旅立っていったことがうかがえます。

 

05年3月9日の来訪。
 10時過ぎで客席は数席空きが。普段は行列だそうですが、平日のこの時間であれば行列はなくすんなり座れました。
 親父さんは明るく始終店員と喋っていますが、その会話が人柄や親しみやすさを生んで雰囲気はすこぶる良い。扉がない分空気のとおりがよく豚の嫌な臭いなどもこもっていません。

 

豚入り 600円
JiroMita01
 券売機でラーメン500円と豚入り600円を購入しました。
 ラーメンはたしかに二郎のそれの構成。
 典型的な丼にあふれんばかりの野菜が盛られたラーメンに巨大な豚肉の塊。
 大きな寸胴にあふれんばかりに詰め込まれて煮られているとんこつと野菜がベースのベージュ色のスープは驚くほどに美味。油も多いし背脂も浮いているがとにかく臭みはないし、化学調味料の嫌な甘みも感じられない。本店に対する思い込みかとじっくり味わってみるが、やはり暖簾分け店とはまったく違うその旨さで、他で駄目だった家内が美味しいといって食べているではありませんか!
 麺は自家製らしく平たい太麺で芯が残っていて、がっつり食べられる。麺を売りにしていてもボソボソしたものを出す店のと違い、この麺は口当たりがよいなあ。親父さんが平ざるで湯切りしていたけど、あれだけ大量の麺でよくこんな感じに仕上げられるものだ。手際が違うのだろうな。
 野菜も新鮮な感じでさっぱり美味しい。ブタは100円でどうしてこんなに量が増えるのか謎なくらい入っているが、きちんと脂身はトロリと柔らかく、肉には色の割りにしっかり醤油の味がしみこんでいて美味しい。
 申し訳ないことに量が多くて全部食べられませんでしたが大満足です。

 

ラーメン二郎 三田本店 (らーめんじろう)