今日は『ホンマでっか!?TV』でおなじみの、
植木理恵先生(心理学者/臨床心理士)の講演会@真岡市を聴講してきました。

テーマは、「人生が面白くなる心理学」です。
おおざっぱに内容をまとめてみます。

まず「心」とは何か?という問いかけ。
・日本人は心を書けと言うとうまく書けない。
・アメリカ人は心を一直線に書く。
→キリスト教的価値観では、線上に善悪が存在。

・心とは、いわばバームクーヘンのような層になっている。
  その層は大きく下記の4つに分類される。

心の層
 
①気質
・DNAレベルで決まっている。
・気質はもう遺伝子レベルの話で仕方ないので、
  無理に変えようとせずにありのままを受け入れて諦めて生きていきましょう!
・二大気質
 ―内向的、外向的
 ―情緒安定型、情緒不安定型
 二大気質をそれぞれ組み合わせると下記のようなタイプ分けが出来る。

・カーブタイプ(内向+情緒安定)
事なかれ主義の人
穏やか気質で「まぁまぁ」っていう人
癒し系 
例えるなら、ブラマヨ小杉

・エキセントリックタイプ(内向+情緒不安定)
 自分自身が中心で物事を考える。
 何かをやる時はグループでより一人でやらせた方がうまくいくケースが多い。
 仕事は会社組織などに属せず、個人で何かやっている方がいい。
 ましてや、営業は向いていない!
※ちなみに、植木先生もこのタイプだそうです。
    そして、僕もこのタイプでした。
  ちなみに職種は営業です(苦笑)
  何か起業しようかなぁ・・・(笑)

・リーダータイプ(ディレクタータイプ)(外向+情緒安定)
 
自分自身のアイディアを持って提案し、統率していく。
 例えるなら 明石家さんま。
 さんまは、実はもの凄い空気を読む人で、
 ホンマでっか収録中に凄く周りに気を遣っているとのこと。
  
・ブラックリストタイプ(外向+情緒不安定)
 ちょっとした事を大事にする
 何でもないことがいつの間にか大事になっている。
 冒険者タイプ
 関係ないところから情報を持ってくるのがうまい
 例えるなら、ブラマヨ吉田

②環境性格
・3歳くらいまでに形成される性格。
→三つ子の魂~とよく言われるが、
  家庭環境からこの時期までにある程度の性格が形成される。
・社交性とも解釈される。
→インドア派、アウトドア派があり、家計である程度形成される。
・内向的⇔外交的
→内向的な人は、友達が風邪になったらすぐ看病行くような人。
  外交的な人は、友達の風邪の状況を2,3日様子を見るような人。
  つまり、アクションの基準が自分発信型か他者発信型かの違い。
  内向的な人は自分が中心、外交的な人は他者が中心であるという考え方。
・メンタルが良好な人は、自分の性格をそのまま受け入れている。
 つまり、自分の環境性格をしっかり受け入れ、
 変化出来ないということを諦めている!
 だからほとんどうつ病になることもないとのこと。

③社会的性格
・25年前、15年前、現在の子供たちに、
 どんな子と友達になりたいかのアンケートを実施。
→25年前:優しい子、15年前:明るい子、現在:面白い子。
  その年代ごとにトレンドがある。
  閉塞感のある昨今だからか、面白い子が好まれる。
・今の書籍のトレンドとして、「ポジティブ」という言葉がやたら目立つ。
→しかし、いつでもポジティブなのはダメ。
 ネガティブな発想もないと疲れてしまう。
 また、ネガティブなくらいの方が頭が冴えてうまく行くことが多い。
・日記でその日の感情を表すのもいいが、
 色鉛筆で色だけ塗るという感情の記録の仕方もある。
→表した色で感情の変化が見えやすい。
・血液型は分類するならここに入る。

④役割性格(ペルソナ)
・人は誰しもが仮面をかぶって社会生活を生きている。
・例えば、心理学者、臨床心理士、大学教授等がそう。
・そういった肩書がペルソナである。
・ペルソナがあるからこそ、目上の人にも講演したりできる。
・メンタルを病む人はペルソナが多くない場合が多い。
→精神衛生上、ペルソナを多く(5つ以上)持つことが重要。
・植木先生のカウンセリングを受ける人」は、年収3000万以上の人が意外に多い。
※僕個人的には慶應病院だから?とも思います。
→つまり、社会的なステータスのペルソナが強すぎるが故、
  メンタルを病みやすいのかもしれない。

③社会的性格、④役割性格は努力次第で変えることは可能。
①気質、②環境性格は変えるのが難しい。
これを変えようとするとメンタルを病む。
だから、そこはいっそのこと諦めて、
そんな自分を受け入れて生きていきましょうとのことでした。

他に、ゲームをし過ぎるとゲーム脳になるとか、
ホンマでっかの収録裏話など、充実した90分の講演でした。


植木理恵講演会@真岡 


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