昨日、夜のニュースで札幌市白石区役所の敷地内で首つり自殺があった。自殺したのは、40歳の女性障害者。
障害者自立支援法の認定調査のあと、体調を崩し入院、先行きに不安を感じてのことらしい。
「これは、やばいよな!」と、介護者と一緒に相づちを打っていた。同じ「障害者」だというのに。私は、常時、介護が必要なので四六時中、介護者がいる。困ったことがあれば、相談できる人がいる。私は、全身性障害なので、周りで気を使ってくれることが多いと思う。
同じ障害者でも、精神障害の人の場合は、外見上普通の人に見える。私のところにも、以前、精神に障害がある人が来ていてお世話になったことがある。泊りの介護者が少ない時期だったので、とても助かった。彼から話しかけてくることはなく、会話はほとんどなかった。強い薬の副作用の影響かもしれないが、食事介助の時に手が震えていた。会話をしたかったが、どうしても言葉に気を使いすぎて、話をすることができなかった。
「障害者」という言葉では同じかもしれないが、一人ひとり、違うのです。

障害者自立支援法(目的)
障害者及び障害児がその有する能力及び適性に応じ、自立した日常生活又は社会生活を営むことができるよう、必要な障害福祉サービスに係る給付その他の支援を行い、もって障害者及び障害児の福祉の増進を図るとともに、障害の有無にかかわらず国民が相互に人格と個性を尊重し安心して暮らすことのできる地域社会の実現に寄与することを目的とする。