来年は、統一地方選挙。政界は、既に選挙モード!?
選挙運動で、候補者たちは声を嗄らして公約の決まり文句である「福祉の充実」を連呼する。選挙運動中に足を運んで、色々と話を聞いてくれた候補者も、選挙が終われば音沙汰無しである。障害者を取り巻く環境は変わらない。
前々回の統一地方選の時に、仲間三人で立候補予定者に「介護を体験してください」と呼びかけた。「趣旨は分かるが、障害者福祉だけではなくて、色んなことを考えなければならない。忙しいので参加はできない」などと断ってきた人が、2~3人、実際に来てくれたのは一人だけ、食事を作ってくれ、食事介助などもしてくれ、とても気さくでいい人だったが、落選してしまった。その後、何回かは連絡を取り合ったが、それっきりだった。
また、候補者との意見交換の時に撮られた写真が勝手に「選挙用パンフレット」に使われて不快にさせられたこともあった。どうして「不快」になったかというと、私は別に特定の政党を支持はしてないし、介護に来てる人も様々なので、変に思われたら困るということも考えるからである。
「障害者自立支援法」に対する当事者や関係者の強い抗議行動や、自殺者がでるなど、マスコミ等で日に日に明らかになる、「自立支援法」の実態。自民党は、慌てて補正予算を提出した。
これも、選挙用の「おかず」にすぎない!?
政治家に見返りを求める多くの国民と、財界の権力者の意識が変わらない限り、末端の声は届かない。