夕食が済み、ベッドの上でノートパソコンのトラックパッドを右手の中指でなぞり、ディスプレ上の文字盤をひとつずつクリックしながら、このブログを書いている。
唯一、動くのは中指だけ。そんな私の生活を毎日支えてくれている6人のヘルパーがいる。この人たちは、どういう思いで私の介護をしてくれているのだろうか。出会ったきっかけは様々、思いも様々だと思う。共通しているのは、「思い通りに動かない体を見て、可哀そう」」とか、「少しでも、役に立ちたい」という思いではないだろうか?
私も、自分よりも重度の障害を持った人に出会ったとき、「自分より、もっと大変な人がいるんんだ」と気付かされる。同時に、「可哀そう、何か協力してあげたい」と思うわけだが、自分のことだけで精いっぱい。
私は、重度の障害者。社会的には、弱者!?とされてしまっている。そして私も、私よりも「重度」の人を「弱者」として見てしまっている。弱者がさらに、弱者を作っている!?