蝉 | 一緒に歩いていこう、またそう言える日まで ~自死遺族の日記~

一緒に歩いていこう、またそう言える日まで ~自死遺族の日記~

反復性うつ病と診断されていただーさん。
闘病5年の末、2017年9月突然私を残し逝ってしまいました。

《一緒に歩いていこう》

これはだーさんと私の闘病ブログのタイトルでした。
今はだーさんの死と自分の生に向き合うブログです。



羽化するタイミングを間違えたのんびり屋の蝉。

誰に教えられたわけでもないのに、地上に這い出し、登り、そして羽化をする。

約7年もの月日を土の中で過ごし、身の危険と引き換えに命を繋ぐ。

命を終えた蝉を、アリが運んでいた。
鳥が咥えて飛んでいった。

命が命を繋ぐ。

ただでさえクソ暑いのに、ジージーミンミンうるさいわ〜と思うけれど、蝉の抜け殻オンパレードを見ると、なんだかしみじみ。

人間もシンプルに生きられると良いのにな。