『相葉雅紀HBD2022』気になるおにいさんのクリスマス【あいにの】 | 嵐好き・まるの ブログ

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まるです。

Over50の葉担櫻葉erです。
徒然におはなしを書き、投げ込んであります。
基本は読み手。
色々なブログに顔を出しては、叫ばせていただいております。

どうぞよろしくお願いいたします^ ^


相葉雅紀様、
お誕生日おめでとうございます🎉


そして、
この会を主催してくださった瑞樹様。



また、

こんな可愛い絵を描いてくださった

もん様。



相葉雅紀様のお誕生日パーティを開催してくださり

ありがとうございます。




初めて読んでくださる方に、

自己紹介させていただくと、

私、まるは 葉担櫻葉erです。


今回は、「あいにの」でお話をあげさせていただきますが、

通常は、櫻葉さんのお話を書いているものでございます。



こちらは、

昔のお話ブログand 読み専ブログになってまして、

現在は、

違うブログの方でほとんど櫻葉さんのお話をあげる活動をしております。

(そちらでは、お祝い記事をあげております。)



本日の相葉さん誕生日に、

ご生誕記念奉納話として、

こちらに、

お話をあげさせていただきます。


読んでいただけると幸いです。



こちらお話の続きとなっておりますが、

一話でも読めるようになっていますので大丈夫です。



気になるおにいさん





では、

おつきあいいただけると幸いです。







​気になるおにいさんのクリスマス









ジングルベルが街に鳴り響く

聖し此の夜。



俺、二宮和也は、

今日もまた

コンビニで、一人立ち読みで時間を潰す。




ここのコンビニのおにいさん。

相葉さんは、

どこをどう見てもかっこいい。



 ごっついお兄さんが、「何番くれ。」と凄んで煙草の番号を声高に叫んだって、

 女子高生が、「あ、これちょうだぁい。

お兄さん、買ってくれなぁい。」と、よくわからない絡みをしてきたって、

 おばあちゃんが、

レジの前で慌てて小銭を落としたって、


 「くふふ。

いつも、ありがとうございます。

おまちどおさまでした。」


 相葉さんがにこってわらって、

おつりか、レシートを、

その人の手の甲をやさしくタッチするようにして、渡しただけで、

全てのお客さんは、

相葉さんの微笑みに陥落する。




 ましてや、

クリスマスのイベントのため、

レジで赤いサンタ帽を被らされていたって、

かっこよさに磨きがかかるだけだ。




高3の俺は、

大学も決まったっていうのに、

相変わらず、駐車場に面した漫画・雑誌のコーナーで、立ち読みしてるフリしながら、

ずっと、それを見てるだけ。




 この前、

相葉さんが声をかけてくれて

知り合い以上の関係になれて、


ふたりっきりになりたいのに、

デートに誘う勇気もなくて。



 そして、

ただ、ただ、

自分の不甲斐なさを噛み締めながら、

分厚い少年漫画誌のインクくさいページをめくる。



あ、誰もいなくなった。





うん。

頑張っていってみよう。



心を決めて、

相葉さんのいるレジまで、

ゆっくりと歩いていく俺は、

どっからどう見ても挙動不審だ。




 「これ。」


相変わらず、

コンビニのレジにいる時の

相葉さんには

恥ずかしくて何も話しかけられない。


誰も店内にいなくなったのを見計らって、

漫画を突き出すと、


「あのね。

あと、30分で今日は上がりだから、

それまで待ってて。」



相葉さんが、

レシートを握らせようと、

両手でぎゅっと僕の掌を握りしめて、

にっこり笑って囁いた。












コンビニの駐車場。

車止めに座って、

足をぶらぶらさせてくると、

手足が長いあの人が、

僕に向かって駆けてくる。





「ごめん。待たせたね。」



「ううん。」



コンビニの制服じゃなくて、

ダウンを着た相葉さん。


何着てもかっこいいけど、

クリスマスイルミネーションに照らされた相葉さんは、

いつもにもましてかっこいい。



「あのさ。これ。」


俺が意を決して

すっと相葉さんの目の前に出したのは、

小さな小箱。

クリスマスプレゼント。



「え?

なに?これ。

ニノちゃん?


これ、俺に?」




「うん。」


きらきらした目に、

恥ずかしくなって俯くと、



「ありがとうっ!

誕生日プレゼント。


嬉しいっ!」



相葉さんが、

プレゼントごと、

俺の手を取ってにこにこと微笑む。




ん?


え?


「え?

誕生日プレゼント?」



思ってもない言葉に、

聞き間違えたのではないかと

聞き直す。



誰にも優しい相葉さんは、

そんな俺にも、

優しい。




「え?

これ。


俺が、今日誕生日だって、

知ってて、

くれたんじゃないの?」








「えっ、えー!


相葉さん、今日誕生日なのぉ。

知らなかった。

教えてくれればよかったのにー!」



俺、俺。

なんも知らない。

相葉さんの誕生日さえ。

相葉さんの大事な日なのに、

なんも知らないなんて。

俺、相葉さんのこと好きなのに。

自分のことで一生懸命で、

相葉さんのこと何も知ろうとしてなかった。



焦りながら、


悲鳴をあげた俺に、

相葉さんは、

ゆっくりと俺を抱きしめる。



「ごめんねー。

俺、

なんも、ニノに話してないね。


知らなくて当たり前だよね。


でもさ。

お互いのことなんにも

しらないから、



ちゃんと、

ひとつひとつ教える。

俺のこと、ちゃんと知ってて。



そしてね。


いろいろと

教えてあげるから。




今日は、

俺の誕生日プレゼントに、

これだけちょうだい。」




相葉さんが、ダウンを脱いで、

そのダウンに優しく包まれたかと思ったら、

みんなから見えないように抱きしめられて、

ゆっくりと俺の唇に唇が重なった。






⭐︎おしまい⭐︎






クリスマスのコンビニの駐車場にて。


コンビニのバイトのおにいさん

相葉さんと、


可愛い高3

ニノちゃんのお話でした。




読んでくださり、

ありがとうございます。



このような機会をくださった

瑞樹様と

もん様に

改めて大きな感謝を。



どうもありがとうございました。