鼻くそを深追いしすぎて鼻血を出してしまう人が憎めない。というか、むしろ好き。その執着心。どうも、かぽちーのです。
健康診断があった。
身長、体重、視力、聴力、採血と緩やかに進み、心電図を終えたところで一息ついて、歯科検診へと赴いた。
「はーいお次の方どうぞ〜」
…ん……すっご…って……けど…た…よ…
さ………い……とっ……いた……よ
……ば…すっ…い………だっ…よ…
三番の人、すっごく歯石を取ってくれるけど、めっちゃ痛いってよ!
私は聞き逃したりしなかった。
「痛いときは手を上げて下さいね〜〜」
ぜってえあげるもんかァアアアアアア!と意気込む。尋問されても拷問されても、仲間の情報は絶対に口を割らない仲間思いの犯人って、こんな気持ちなんだろうな、とかどうでも良いことを思いつつ、両目からは涙が流れていた。
その涙が体育館のマットに染み込んだあたりで、ようやく歯石タイムは終わり、電動歯ブラシの機械で緑色のミントペーストの薬を塗って磨いてもらった。鼻孔を駆け抜けるミント感がたまらない♡
口の中は鉄の味。
お昼過ぎまで痛かった。
でも感謝の心、忘れていない。
ワタシ、ハミガキジョウズニガンバル。
GUCCIのバッグ、センスが斬新過ぎてついていけない。農家の山口さんもびっくりだよきっと。
これ持って山ん中入ったら、7匹目の昆虫ついても気づかないわ…
おしまーい。